問題発生。またですが何か？ ページ4
em「あと1kmです……！」
tn「チーノ、待っとってや！」
os「らんらん……頼む！」
いつにもなく加速するゾム、それに楽々と着いていく皆。お前らそんなに速かったんか……
まぁ、大事な仲間の安否が不明なら、私だって全力で向かうさ。
私はゾムと並走し、依頼の場所であろう運河を登っていく。エーミールの言う通り後1km……
こんな縁起の悪いこと言っちゃなんだが。
頼む、生きててくれ……！
そう願い、私は懸命に足を動かすのだった。
……
ht「チーノ……大丈夫か？」
ci「持って十分、早けりゃ五分ってところや……」
目の前にいるのは、鉄のような艶のある、群青の鱗。大荒れの海を封じ込めた宝石の様な瞳は、俺らを視界に映しては居ない。
ただ、確実に俺らを敵と認識しており、俺らを探す為にその巨体を激しく動かし、俺らを焼き払う為に、その巨大な口から青白い炎を吐いてくる。
ht「よっと……！」
ci「ひとらんナイス！」
俺はその炎を岩壁を作り当たらなくさせる。
ht「無理しないで。」
ci「無理せんと死ぬやん……俺は軍団長の前で死にたいわ。まぁ、どちらにせよお断りやけどな。」
そう言って笑うチーノ。だけど、その笑顔は必死に辛さを隠しているだけ。
おまけに全然隠せていない。そりゃそうだ。さっきからヤツにずっと幻覚を見せているんだから。
反動もそれこそ凄いはず。
ht「俺ら、もうダメかもね。」
ci「そんな弱そうな事言わんといてや。気負けしたらもう、勝てる部分無くなっちゃうやろ。」
そう。これは遡ること四時間前。
俺らがギルドで依頼を受けて、洞窟へと入り、それから少しした後の話。
ci「んー？全然魔物弱っちいすね？」
ht「そうだね。」
俺らはひたすら原因となっている魔物を駆除する為に、洞窟の奥へと進んでいた。
ci「にしても、さっきからめっちゃ魔物来ません？」
奥から俺らの方へと、勢いよくやって来る魔物たち。この時点で違和感を感じるべきだったんだ。
ht「まぁ、かなり凶暴な魔物って事じゃない？」
ci「ふーん。」
そして更に奥へ進んでいくと、大きな広間のような空間に辿り着いた。
これまで散々襲いかかってきた魔物が一匹も居ない、気味の悪い空間。
ci「気味悪……やけど、こういう所こそ何かあるかもな。」
ht「薮蛇だったらどうするの……？でも……そうだね。」
きっと俺らは慢心していた。四天王を二体も倒したんだ、行けるだろうと。
俺らはその広間の奥へと足を踏み入れてしまった。
そこには。
「グルル……」
ヤツが居たのだ。
シリアスを入れすぎると読む気失せるんだよな→←安易にフラグなんて立てるな
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Luma - ぺ神よ、それを先に言えw (2021年2月20日 17時) (
レス) id: b17ded2eab (このIDを非表示/違反報告)
ライアー - niさんすげぇ、、、 (2021年1月10日 9時) (レス) id: 21a1021849 (このIDを非表示/違反報告)
あしゅ(プロフ) - しおりんさん» コメントありがとうございます。更新程々に頑張りますね！ (2020年12月18日 19時) (レス) id: 8eec1eca06 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - これは…この過去はpktさんでは！？だったら美味しいです！更新頑張ってください！ (2020年12月18日 1時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
あしゅ(プロフ) - ライアーさん» コメントありがとうございます。もう少ししてからですが更新頑張りますね！ (2020年11月22日 12時) (レス) id: 8eec1eca06 (このIDを非表示/違反報告)
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