命まで燃やし尽くして ページ29
ut｢僕さ、ガバガバでさ、役立たずでさ。皆の足引っ張ってさ、だから皆がおらんと何も出来んのよね。｣
大先生はそう言って、銃を構える。
待て、その距離は相手の間合い………
shp｢大先生！？何するんすか！？｣
ci｢なんか………銃の色が青くない？｣
確かに、弾に能力を込めたら青くなるが……
そんなに深い青にはならない。少なくともかなりの能力を込めないと………
それに、その色になる程の能力を込めたら反動は大きいのでは……？
それにいち早く気がついたのはオスマンだった。
os｢大先生！それはアカン！｣
必死で止めようとするのに、それでも彼はヘラヘラと笑って。
ut｢まーまー。たまには僕もええとこ見せたいから。｣
sho｢ちょ、大先生！？ダメ………！｣
シャオロンが叫ぼうとした瞬間に、彼はトリガーを引いた。
途端、大洪水が、四天王とマグマの元に巻き起こる。
『だいせんせ……』
彼は気絶したらしく、それに流されながら浮いていた。溺死は勘弁。……何としてでも助ける。
『ドクター！面倒を見て！』
転移でペ神の元に大先生を運ぶ。彼に任せれば大丈夫だろう。……死んでいなければ、だが。
sn｢任せて。医療の腕は国一だったんだから。｣
なら安心出来る。
｢水か……ただここは火山！すぐに蒸発され……何？｣
マグマに流れ込んだ水により、マグマは固まって溶岩になっていく。
無理やりマグマを上げれば、噴火し、自らの体さえも持たないだろう。
すると、マグマの動きが緩やかになる。そうか。
あくまでもこれまではマグマを操っていただけなのだ。噴火までは至っていない。
ならば、コイツは火山が噴火したら操れないと言う事なのでは無いだろうか。
何とかといった様子で、奴は水に押し流されないように抵抗する。
そして、急に笑って。
｢遊びはここまでにするか。｣
すると、大洪水は一気に蒸発していく。
『熱いっ……！』
前を見れば四天王に与えた傷は回復しており、おまけに炎を纏い出した。
｢良かったな。命を懸けた攻撃は、俺の本気を拝める事になったんだ。｣
gr｢………状況が、悪化したみたいだな。｣
すると、四天王は私の方を指差す。
｢お前、仲間の事を、大切に思った事はあるか？さっきの命を懸けた攻撃によって事態が悪化して、腹を立てていないか？……そもそも、コイツらの事を、信じているか？｣
この四天王は、核心を突いてきた。偶然か、必然か。それは知らないが………
その瞬間、私の中で、何かの封が切られた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 576人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Luma - ぺ神よ、それを先に言えw (2021年2月20日 17時) (
レス) id: b17ded2eab (このIDを非表示/違反報告)
ライアー - niさんすげぇ、、、 (2021年1月10日 9時) (レス) id: 21a1021849 (このIDを非表示/違反報告)
あしゅ(プロフ) - しおりんさん» コメントありがとうございます。更新程々に頑張りますね！ (2020年12月18日 19時) (レス) id: 8eec1eca06 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - これは…この過去はpktさんでは！？だったら美味しいです！更新頑張ってください！ (2020年12月18日 1時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
あしゅ(プロフ) - ライアーさん» コメントありがとうございます。もう少ししてからですが更新頑張りますね！ (2020年11月22日 12時) (レス) id: 8eec1eca06 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
