ガバ ページ22
『これは辛いな……お前ら遊びはやめだやめ！コレ倒すぞ？』
道いっぱいに群がる大兎の群れ。なんか色は禍々しいし、どうせ毒とか付いてるんじゃないか？
と、疑っていると案の定、エーミールが鑑定結果を出した。
em｢あー、大兎の角に猛毒がありますのでご注意を！｣
あっという間に私たちは戦闘態勢になり、コネシマとトントン、そしてシャオロンが道を切り開き、私とゾムが突撃して蹴散らす。そしてグルッぺンとオスマンが補助を掛け、ショッピと大先生、ロボロは援護。チーノはと言えば自分が囮になり、上からひとらんが滅殺、のハメ技……もとい見事な連携プレーで兎を倒していた。エーミールとペ神はエーミール作の魔道具で焼き討ち。
zm｢にしても、普通街に向かうよな？｣
tn｢それは俺も思っとった。｣
確かにそうだ。魔物は普通、群れを成すと助長するのかなんなのかは知らないが、街の方に向かっていく。しかし、この兎は逆方向。街からこちら側へと、まるでなにかに逃げているかのように向かってきた。なにかきな臭いが、生憎考えるのは得意じゃない。読書感想文とか大嫌いなタイプなんだよ私。
だから、今は後回しにしよう。
そして私は兎を一掃していく。
――その時だった。
ut｢すまん！ガバった！｣
大先生が兎を取りこぼしてしまったらしい。いつもなら問題ないのだが、今回は数が多すぎて、自分が相手している兎の対処に集中しすぎていた。他の奴らもそうだ。おかげで一瞬反応が遅れ――
『…いっ！？』
背中に兎の一撃を食らってしまった。私はすぐさま兎を斬りつけるが、背中が痛いのには変わりない。当たり前か。
tn｢A！？大丈夫なん！？｣
背中が灼ける。少しでも動けば体が悲鳴を上げるようだった。でも、今抜ければアイツらの負担が増える。私はいつも通り無理して声を飛ばした。
『おん！これくらいは大丈夫やで！』
sn｢何言ってんの！その兎の毒は……｣
『大丈夫や！』
ドクターが余計なことに気付く前に、私は兎を切り伏せる。なるべく早く終わらせたい……。
背中が灼ける。
あと、5匹。
gr｢全く……お前は無理しすぎなんだ。とっとと戦線離脱しろ。｣
グルッぺンが私の分の兎も薙ぎ払っていく。バレてたか。そこまで顔色を変えたつもりは無いのだが。
『……ごめん。ドクター！解毒できる？』
sn｢できるけど……本来なら解毒剤なんてなくて、死んじゃう毒だったんだよ？｣
幸い、ドクターの解毒によって何も無かったし、傷もトントンに塞いでもらった。
その時、大先生が暗い顔をしていたのが、不思議でたまらなかったが。
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Luma - ぺ神よ、それを先に言えw (2021年2月20日 17時) (
レス) id: b17ded2eab (このIDを非表示/違反報告)
ライアー - niさんすげぇ、、、 (2021年1月10日 9時) (レス) id: 21a1021849 (このIDを非表示/違反報告)
あしゅ(プロフ) - しおりんさん» コメントありがとうございます。更新程々に頑張りますね！ (2020年12月18日 19時) (レス) id: 8eec1eca06 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - これは…この過去はpktさんでは！？だったら美味しいです！更新頑張ってください！ (2020年12月18日 1時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
あしゅ(プロフ) - ライアーさん» コメントありがとうございます。もう少ししてからですが更新頑張りますね！ (2020年11月22日 12時) (レス) id: 8eec1eca06 (このIDを非表示/違反報告)
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