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34瓶 ページ34

おそ松「あいつ、ある日突然俺を呼び出してここに連れてきたんだ。俺に言いたいことがあるって言って。


「今まで迷惑ばかりかけてすまなかった。
やっぱりおそ松には話しておきたいと思ってな」




そう言ってストンと地面に座ったんだ」




「……そ、それで?」





おそ松「俺には背を向けたまま、しばらく何も言わなかったよ




でも、今までに見たことないくらい









震えてた」




カラ松……







おそ松「そしたら急に」




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈









カラ松「おそ松、俺がいなくなったらコレをある人に渡して欲しい」




おそ松「ある人って……」




カラ松「……Aに」






おそ松「……」






カラ松「俺がいなくなったら、Aは必ずここへ来る。だからその時に渡してくれ。」




おそ松「わかった……


カラ松、本当にいいの?」





カラ松「あぁ……。


A、俺がいなくなったら泣いてくれるか?悲しんでくれるか?Aを見られなくなるのは寂しいな……


でもこうなることは自分で決めたことなんだ


だから……



おそ松、









Aを頼む」





おそ松「……わかったカラ松。任せとけ」





カラ松「またな、おそ松」






┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈




おそ松「あいつ、幸せそうだったなぁ





目にいっぱい涙ためてたくせに」







「……っ、っ……グス……」





おそ松「Aちゃん、これ。

カラ松から」





……なに?これ……




小さな入れ物を開けると




「……っ!…………指輪……」





そこには綺麗な指輪が入っていた




「……ぁ」



その横には小さなメモがはさんである




「なんだろ……」




それを開けると








『結婚してくれ』









「……カラ松





あぁ……ぁあああ!!カラ松っ!!……っ」





おそ松「Aちゃん……」









私が泣き止むまで、おそ松さんはずっとそばにいてくれた



カラ松にもらった最高のプレゼントと思い出を胸にしまうと、余計に苦しくて









私はどれだけ泣いてももう戻ることのできない日々を羨み


最後まで何も出来なかった自分を憎んだ

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- 泣きました。これからも頑張ってください! (2019年2月4日 1時) (レス) id: 0f25e1c56f (このIDを非表示/違反報告)
ふかりん(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます!(泣)また更新します!! (2017年6月11日 23時) (レス) id: becaefe5b6 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみに待ってます! (2017年6月7日 17時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
ふかりん(プロフ) - 最近一松の顔真似をしたら友達から0.5円請求された者ださん» サボり気味ですみません(汗)また更新しますね(^ω^) (2017年2月5日 16時) (レス) id: becaefe5b6 (このIDを非表示/違反報告)
ふかりん(プロフ) - 紫吹桜さん» ふっふっふ(^ω^)それは後ほど…… (2017年2月5日 16時) (レス) id: becaefe5b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かなまな | 作成日時:2017年1月21日 16時

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