八夜 〜過去編〜 ページ8
「Aちゃん!」
『あ、快斗くん!』
初めてあった時から少年は毎日病院に通った。
右へ左へと、病室を忙しなく移動しながら。
ある日、少年はある疑問を少女にぶつけた。
「Aちゃんは、いつ退院するんだ?」
『うーん、いつだろう、分からないや。』
「そっかぁ。
じゃあ、Aちゃんが退院したら、一緒に学校いこうよ!」
『うん!一緒に学校いく!』
「約束な!」
『うん、約束!』
そんな幼い小さな手は、指切りをして約束事を作った。
だが、片方の幼い手は知っていた。
一緒に登校するなど夢のまた夢だと言う事を。
(退院なんて、出来ないんだよ。)
真実を知る小さな手は心の中で呟いた。
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黒猫 - 悲しい話で泣けますね! (2017年7月16日 17時) (レス) id: 7a5a46f3e3 (このIDを非表示/違反報告)
28cm(プロフ) - http://uranai.nosv.org/u.php/novel/fuka141213/←続編のURLです! (2017年1月17日 19時) (レス) id: 0d354a01d1 (このIDを非表示/違反報告)
28cm(元猫耳剣士)(プロフ) - 続編を作りました![28cm]か[月明かりの下、今日も君を待つ]で検索してください!機種変の関係で続編に行かせてもらいます。これからもどうぞ宜しく! (2017年1月4日 9時) (レス) id: 0d354a01d1 (このIDを非表示/違反報告)
猫耳剣士(プロフ) - からーさん» からーさん、コメントありがとう!完結までどうか見ていてくださいね! (2016年12月11日 12時) (レス) id: 0d354a01d1 (このIDを非表示/違反報告)
からー - これは一コメと言うヤツですかな!?初小説との事ですが、いつも真剣に見てしまいます!完結まで、頑張って! (2016年12月11日 12時) (レス) id: 81411e5d03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫耳剣士 | 作成日時:2016年12月10日 12時