3,日向翔陽の妹は

#118 ページ40

夢主side

｢本日はありがとうございました｣

｢こちらこそいい練習になりました、またいつでも起こし下さい！｣

今はみんなそれぞれ別れを告げている

千華…影山くんに追いかけられて大変そう

陽莉ちゃんは西谷先輩と似てるからなんか…

うん、うるさい。

｢A｣

『翔陽。お母さんと夏によろしくお願いします』

｢本当に戻ってこないのか？｣

『うん、私。弱いですから』

｢弱くてもこれから一緒に強くなっていけばいいんじゃねぇの？それにAは充分強い！！｣

『みんなは強いから。弱い私はそこには入れないかな。バス出発するんじゃないの？』

｢あっ、ほんとだ！A！俺とお前は血は繋がってなくても兄妹だ！｣

なんでそんな別れがたいこと言うのよ…

『私と翔陽は兄妹じゃない…(ﾎﾞｿ)』

｢A｣

『次は賢二郎ですか。次から次に。何度も言いますけど戻りませ…｢連絡先。交換しろ｣…は？しませんよ。せっかく消したんですから』

｢俺は昔のお前も知っている。やっと会えたんだ。連絡先くらいいいだろ｣

『…しょうがないですね』

賢二郎だけなら大丈夫だろう

日向Aの方のスマホを取り出してLINE交換する

日向Aとしてのスマホと神凪舞蝶としてのスマホがあるんだぜ！

どやぁ！

『…話しかけられないうちに体育館に戻ろう…』

｢A、私も戻る｣

『じゃあ千華トス出してよ〜私打つから』

｢うん｣









私が強くなるまで

みんなの元へは戻らない

番外編→←#117

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す