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日が完全に暮れた頃、深澤が俺を迎えに来た時もまだ俺はさっきと同じ場所に座り込んでいた。
深澤「珍しく結構消耗してるね。…ああ。」
岩本「……」
視線で俺の血の跡を辿った深澤はその先に横たわる人物を見て納得の声を出した。
深澤「お疲れ様」
それだけ言うと深澤は現場に残党がいないか軽く見て回る。
深澤はこいつを知っている。それでも、いや、知っているからこそ何か言おうとしていたことを飲み込んだのだろう。
困ったように笑って労いの言葉だけを発した深澤を見てそう思った。
ああそうか、俺はこういう顔をしていたのか。
気付いてしまうとどうしようもなくやるせなくて。
岩本「背負わせて悪いな、リーダー」
自分にしか聞こえない声でそっとチームを抱えた背中に呟く。
深澤「何か言った？」
岩本「いや、何でもない。早く戻ろう」
深澤「ああー、今日のごはんなんだろうなー！」
岩本「鍋だろ、昨日の具材結構残ってたし」
深澤「えー、今日はガッツリ肉の気分なのに」
そんなことを言いながら二人で帰ろうと歩き出す。だが、すぐに足を止めることになった。
深澤「…重くなることなんてないよ。みんながいてくれてるんだから当たり前だろ」
思わず深澤に顔を向けると紫色の瞳と目が合った。
くだらない話をしていた今さっきと同じ口調なのに突然言葉が重く響いて一瞬動きを止めてしまう。
深澤「なんてね。ほら、本格的にお腹すいてきたし帰ろう」
聞かれていたことが後ろめたくて、何と言っていいのか分からずに結局、言われた通り歩き出した。
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みさこ(プロフ) - ダテ様の「ラウールは預かったメール来た」のセリフ好きです (2020年11月14日 5時) (
レス) id: 96340430ed (このIDを非表示/違反報告)
翔(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございます！とても楽しく読ませていただきました！これからも頑張って下さい！ (2020年2月13日 11時) (レス) id: 25ea824704 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんたぬお(；´_ゝ`)(プロフ) - 本当に好きな作品で夜寝る前の日課になっています笑 差し支えなければリクエストの方をさせて頂きたいのですが、緑さんの力が暴走して、兄のことは覚えているのに自分がS隊であること、そしてS隊の皆のことを一時的に忘れてしまう、みたいなお話が見てみたいです…！ (2020年2月12日 22時) (レス) id: e589be5cc6 (このIDを非表示/違反報告)
はら(プロフ) - いつも楽しく拝見させて頂いています！リクエストさせて頂きたいのですが、康二が弱ってたりピンチな所を助けるようなお話が読みたいです。目黒が特に康二に優しかったり必死だったらとても嬉しいです、、、。宜しくお願い致します。 (2020年2月12日 22時) (レス) id: 4b0a14856e (このIDを非表示/違反報告)
いちごみかん。(プロフ) - はじめまして！リクエスト失礼します！今回の涼太くんの話見てて、流行り病の時のゆり組の話がみたくなりました！笑お願いします！これからもがんばってください！ (2020年2月11日 22時) (レス) id: bb0523e0f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊都 | 作成日時：2020年2月5日 22時
