Freiheit ��

Rc08:甘やかされホリデー ページ4

(無限大さんリク)

今日は休日だったから出かけていた。
やっと全員の流行り病が治ってきた頃なのだ。起点が自分だったとはいえ、ここ数日は働き詰めだった。
だからこの久しぶりの休日を思い切り遊んでやる！と息巻いて、美容のクリームなどを買いに街に出かけたのだが。

｢動くな！動いたらこいつを撃つぞ！｣
何故今自分は銃を向けられ人質に取られているのだ。
というよりそもそもこんな店内でテロって！
渡辺は大人しく両手を上げながらも、横目でテロリストの銃を見る。
…安物の銃だ。下手したら暴発しそうな気がする。
いやここで暴発されたら困る。もれなく自分の頭も吹っ飛んでしまう。

…しかし、何故自分が狙われたのだろうか。心当たりなど全くない。
…もしかして、あまり筋肉質じゃないから一般人だと思われたのだろうか。
もしかして、こいつなら抵抗されても何とかなる、なんて思われたのだろうか。
…ああ、こんな公衆の面前で｢呪い｣なんかを使えるわけもないし、さて、どうしたものか。

宮舘『ねえ、翔太何かテロに巻き込まれてない？』
佐久間『マジで？』
つけていたイヤホンからそんな声が聞こえてくる。
大正解だ。何なら今1番命の危険がある。
宮舘『…翔太？』
答えられるわけがないだろう。答えた時点で外に通信を繋いでいる事がバレて一瞬で脳天にぶち込まれる。

宮舘『…ねえ、もしかしてだけど、翔太、人質に取られてる？』
佐久間『え、マジで？馬鹿ウケるんだけど！』
渡辺(佐久間ぜってー後で殺す…)
岩本『おい、翔太！無事なら返事しろ！』
無事だけど無事じゃない！！
心の中のツッコミが増している。

岩本『…舘さん！翔太の位置は！』
宮舘『3ストリートのお店だね』
岩本『康二！ちょっと翔太助けに行ってきて』
向井『了解！！！！！』
渡辺(馬鹿野郎そんな大きな声出したら)
｢貴様！外に連絡を取っているのか！？｣
渡辺｢あーもう！！…っ、｣
案の定音漏れしたそれは、テロリストの耳にも入り、咄嗟に身を避けようとするも、避けきれなかった銃弾が右腕に被弾した。

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