吉原炎上篇19 side新八 ページ17
すると月詠さんがクナイを構えた。
｢ぬしも わっちのクナイの
餌食となるがいい…わっちが殺した
あの童の所に今スグ連れて行ってやろう｣
超気ィ使ってくれてるよ！！！
くどい位 自分がやった事にしてくれてるよ！
相当いい人だよあの人…
するとAくんが立ち上がり
月詠さんの隣へ移動した。
『…悪ぃな銀時、嘘ついちまった
俺が……俺がやったんだよ……』
そう言うAくんの顔は
俳優顔負けの悲しそうな顔である。
結局Aくんをも自分がやった事に
させてんじゃねーかァァァ！！！
僕は半目で銀さんを見る。
すると銀さんは苦笑いをしながら
前に立つ二人に言った。
｢あ…ちょっと
Aもアンタもそれ以上気ィ使わないで
優しくされると泣きそうになるから俺｣
｢何メンドくせー事言ってんだアンタァ！｣
しかしまだ月詠さんは
罪を庇おうとする様で…
｢気など使っておらん
わっちがクナイを投げねば
こうはならなかった…わっちが殺したんじゃ｣
『いや俺も…
クナイなんざ使ったこと
無かったからな…ごめんな、晴太』
月詠さんは申し訳なさそうに
晴太くんを見る。
そしてAくんは晴太くんのそばまで行き
地面に両手をつき、悔しそうに嘆く。
…もうやめてェェェ！！！
僕まで心が痛くなってきたから！！
｢やめてホント
お前らの気持ちはわかったから
俺が殺ったんだわ、騙しててごめんなさい｣
…何なんだ、このやりとり。
っていうかAくん、笑ってない？
｢アンタら敵同士だよね！！？
しかもAくん敵と手ェ組んでるし！！｣
あえてAくんが笑っていたことには
触れないでおこう。
あの子はお兄さんや銀さんに
匹敵する程のドSだ。
言ったら後で何されるか
分かったもんじゃない……。
｢いや俺だ｣ ｢いやわっちじゃ｣ 『いや俺だよ』
三人の主張は激しくなっていく。
…晴太くんのこと、忘れてませんか？
｢俺だからァァァ！！｣
｢わっちじゃ！！！｣
『俺だっつってんだろ！』
もうコレ収集つかないよ。
だすっ
｢…え？｣
悶々としていると銀さんの額に再び
クナイが突き刺さったのだった。
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しらす(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» コメントありがとうございます、作品を掛け持ちするのは少々大変なので落ち着くまで待ってください、考えてみます！ (2018年8月12日 22時) (
レス) id: c728598b47 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - ステイン様の小説も書いて欲しいです (2018年8月12日 22時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - 火龍果さん» ありがとうございますw1番難しい所なので頑張りたいです！とても嬉しいです、ありがとうございます！頑張りますね。 (2018年8月12日 12時) (レス) id: c728598b47 (このIDを非表示/違反報告)
火龍果 - 普通に屯所で騒いでるA組が面白いww夜兎との戦闘シーンも期待してます！今までで一番長い篇になってますが、これからも頑張ってください！毎日楽しみにしてます。 (2018年8月10日 21時) (レス) id: 9be6513327 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - 黒猫と影猫とお菓子。さん» コメントありがとうございます！そうだったんですか…！それは嬉しいです！沖田の出番も増やしつつ頑張りますねー！ (2018年8月7日 22時) (レス) id: c728598b47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす | 作成日時：2018年8月4日 18時
