15杯目 ページ15
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そして、抹茶フラペチーノと新作のパンプキンフラペチーノを頼んだ。
北「Aが来ない間に、新しい新作ドリンク出たんだよ。
この間飲んでみたけど、おいしかった。」
抹茶には勝てないけど。
普段自分では、抹茶フラペチーノ以外頼まない北斗くんが違うドリンクを頼むなんて…
新作が出た瞬間、私のことを少しでも思い出してくれたのかな？と思うと、またあるはずもないのに彼にとって私は特別なんじゃないかと錯覚してしまう。
2人席に座り、北斗くんに見つめられる。
北「で、なんで来なかったの。」
『テスト前だったから…』
北「テスト前って、今までそれでも来てたじゃん。」
『たまには家でやろうかなって…』
北「じゃあ連絡くらいくれたらよかったのに。
いつAが来てもいいように2人席で待ってた俺の気持ちわかる…？」
語尾は小さくなるものの、珍しく私に有無を言わせないかの如く詰め寄ってくる。
普段の北斗くんとは違って思わず固まってしまう。
北「ごめん。違う。困らせたかったわけじゃない。
この前出かけたときは、あんなに楽しそうだったのに…
いきなり何にも言わずにいなくなるなんてさすがに俺でも傷つく…」
連絡してこなかったのは、北斗くんだってそうなのに。
それに、毎日のように顔を合わせる私たちの関係は友達以上なのかもしれないけど決して恋人なんかじゃない。
『ごめん…』
謝ることしかできない私を見て、より北斗くんの顔に
雲がかかる。
北「雨で俺がこれなくて、しばらくして晴れてやっと来れた日。
A、ここに来たのに帰ったよね…？」
彼が言うのは、私が楽しそうに笑うふたりをみたあの日のことだろう。
まさか見られていたなんて。
『だ、だって！あの日、北斗くんさっきの女の人といたから。
私邪魔かなって思って…』
北「声かけてくれたらよかったじゃん。
それにあの人もここで人と待ち合わせしてて、俺もAを待ってたから2人で一緒に話してただけだったし。」
そんなことできるわけない。
だってあんなに楽しそうに笑ってる2人の間に入る勇気なんて、私は持ち合わせてないもん。
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ミナ(プロフ) - 和香(わか)さん» ありがとうございます！抹茶似合いますよね？後は本当にずっと同じものしか頼まなそう..笑 続編の声いただけるだけでやる気が出てきます！お時間いただくとは思いますがしばしお待ちください〜〜！ (2018年9月30日 0時) (
レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
和香(わか)(プロフ) - 凄く面白かったです！ 北斗君と抹茶とカフェって凄く合うんですね｡ 何かイメージ出来ました笑 良ければ続編みたいです！楽しみにしてます！ (2018年9月29日 21時) (レス) id: d00ba15efc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2018年9月25日 22時
