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story420 時計じかけの摩天楼29 ページ38

Aside

『コナン君、大丈夫?』

「僕は平気。A姉ちゃんは?」

『これのおかげで無傷よ(微笑』

声をかけると新一君は平気だと同時に大丈夫かと問いかけられ、私はヘルメットを見せつつ優しく微笑みながら無傷だと答えた後、病院の先生が来て診察をしている

「もう心配いりませんね。先ほどの検査でも脳波や身体の異常は見られませんでしたし、明日には退院できるでしょう」

「ありがとうございました」

どうやら身体の異常は見られなかったらしく明日には退院できると先生が言っていた為、小五郎さんはお礼を言っており、先生と看護師さんは病室を出た後、入れ替わりとして目暮警部達が病室に入る
きっと今回の爆弾事件の事を聞きに来たのだろう...
きっと沙織の方も同じ事件を別の方面から見て追っているはずだわ

「早速だかコナン君にA君、事件の事を話してくれないかね?」

『はい。私達の話でよければ』

目暮警部の問いかけに私は新一君の方を見ると頷いており、私も頷きながら自分達の話でよければと答えながら今回の爆弾事件について詳しく話した









「なるほど...じゃ、君達は他の人を爆発から守る為にバイクを走らせたんだね?」

「お前なぁ...変な電話があった時点で何で俺らに言わねえんだよ!」

『仕方ないじゃないですか!あの時はまだ半信半疑でイタズラ電話の可能性もありましたし!』

「まぁまぁ...二人共(苦笑」

目暮警部は私達の話を聞いて納得してくれたが、松田さんは電話があった時点でどうして言わなかったのかと怒鳴られるが、私は半信半疑でイタズラ電話の可能性もあったから言えなかったと反論すると目暮警部が苦笑いを浮かべながら宥められ、私と松田さんはいったん落ち着く事ができた
まさかとは思ってたけど、こんな風になるなんて思わなかったわ...!

「あっ、警部さん。犯人からの連絡は新一兄ちゃんかA姉ちゃんの携帯にかかって来るんだ。病院では携帯電話とか使えないんじゃ...」

「それなら心配いらんよ。ここはあっちの病棟とは独立していてね。治療用の電子機器は置いていないんだよ。だから、ここでは携帯電話を使えるんだ。阿笠博士から事情を聴いていたのでこっちにしたんだよ」

......新一君は自分の電話にかかってくる事をあえて言わなかったのね
まあ、萩原さん、松田さん、伊達さん、白鳥さんが見ているんじゃ無理もない話だわ
ちなみに目暮警部によるとここの病棟は他の病棟と違い、携帯電話が普通に使えるとの事

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2020年5月4日 22時

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