story411 時計じかけの摩天楼20 ページ29
Aside
「それでは次のニュースです。昨夜遅く、黒川さん宅から火が出て付近の家が数件、類焼しました」
「この家、この前の黒川邸だ!」
「ああ、あの殺人事件のあった...」
『そう言えば...黒川邸の他に水島邸・安田邸・阿久津邸が相次いで放火されたって...』
「えぇ、黒川邸・水島邸・安田邸・阿久津邸が相次いで放火されるなんて...何だかよく分からない事件ね」
ニュースで黒川邸が燃えたと聞いて新一君は驚いており、博士は殺人事件のあった家だと言っていたが私達はそこまで関わっていない為、あまり知らないが黒川邸の他に水島邸・安田邸・阿久津邸が相次いで放火された事を思い浮かべると沙織もよく分からない事件だと言っていた
この家々は確か、森谷さんが30代の頃に設計した建物だったわね...あっ!もしかして...
私はどうしてこの4軒が放火されたのかその理由がすぐに分かった
ただ...証拠がまだ見つからない為、動きたくても動けないのがもどかしいわ...
「Aの話を聞いていると4軒の邸宅を放火した犯人は東洋火薬の火薬庫から爆薬を盗んだ犯人と同一人物の可能性が高いわね」
私達の話を聞いていた哀は黒川邸・水島邸・安田邸・阿久津邸を放火した犯人と東洋火薬の火薬庫から爆薬を盗んだ犯人は同一人物の可能性が高いと言っており、私達は無言で頷いていた時、電話が鳴っていた為、新一君はテレビの音量を小さくしている
「はい、もしもし」
「工藤 新一...もしくは水城 Aはいるか?」←くぐもった声
「あっ、ちょっと待ってくれ。新一とA君、君達にだ」
「えっ、どうして俺がここにいるって...」
博士が電話の相手と話していたが、その後は声が聞こえない様に手で押さえながら私と新一君に電話だと言ってきた為、私は思わず目を丸くし、新一君はどうして自分がここにいるのを知っているのかと驚いていた
名探偵の新一君はともかく、どうして私まで...?
そもそも私は新一君みたいにあまり目立っていないはずなのに...
「何を言ってるのよ。貴方の家にかかって来た電話は全てここへ転送される様になってるって私と博士が前に言ったのを忘れたのかしら?」
「あ...そうだった、悪ぃ悪ぃ。何しろ最近、俺への電話なんてないからすっかり忘れてたぜ」
哀によると工藤家にかかって来た電話は全て博士の家に転送されるらしい...博士って意外と凄いわね
新一君はその事をすっかり忘れていたみたいで、その後は蝶ネクタイ型変声機のダイヤルをいじっている
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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2020年5月4日 22時