story332 ウェディングイブ28 ページ42
Aside
「だからそれは車の傍で見つかって...」
「いや、それを含めて足りないのは二つらしくて...」
「じゃあ、残りの一つは車内で外れて燃え尽きたか?」
「(もしくは...)」
目暮警部は呆れた顔をしながら付け爪が一つ足りないのは車の傍で見つかったと言いかけるが、千葉さんによると足りないのは一つではなく二つだと言っていた為、目暮警部は驚いており、松田さんは腕を組みながら残りの一つは車内で外れて燃え尽きたのではと言っていた時、新一君が外に出ようとしていた事に気づいた
『
「コ、コナン君!?」
諸伏さんに見張って欲しいと小声でお願いすると諸伏さんは無言で頷いてくれた
蘭ちゃんは新一君の名前を呼び、その隙に私はみんなが新一君に気を取られている隙に外に出る
『貴方の推理の答え...聞かせてくれる?』
「分かりました。それよりAさん、今日はどうしたんですか?」
『ちょっとね...それより、鑑識さんにあの事を話さなくていいの?』
新一君とばったり会った後、推理の答えを聞かせて欲しいと言うと新一君は頷いた後、いつもみたいに目暮警部達にさり気なく助言していない事を知って気になったらしいが私は言葉を濁らせつつ話を上手くそらすと新一君はあまり納得していない表情だが、すぐに鑑識さんの所へ向かった
言える訳がないわよ...貴方が追っている黒の組織の一員が私の他にいる事がね...
その後、新一君の後を追いかけると鑑識さんと話している姿が見え、合流する
「え?傘を見つけた場所?そんなの聞いてどうするんだい?」
「小五郎のおじさんが聞いてこいって...」
「この端っこの車にこんな感じで引っ掛かっていたけど......って、おいコラ!ボウズ!!」
『まあまあ、許してやって下さい』
鑑識さんは傘を見つけた場所を聞いてどうするのかと問いかけてくるが、新一君は小五郎さんに聞いてくる様に言われたと答えた途端、鑑識さんは詳しく教えた後、新一君は急いで探し回っており、私は鑑識さんに許して欲しいと言うと鑑識さんはしぶしぶ納得した様な顔だ
その後、新一君は腕時計型ライトを使って車の下を明るく照らしていた
「(もしも外れた付け爪が落とした傘の内側に入って飛ばされたとしたら...恐らくこの辺に...!!あった!!付け爪!!しかもタイヤと車体が雨よけになってほとんど汚れてねぇ...爪の先に付いてるのは...皮膚と血痕か...)ねぇ、この車の下、付け爪が落ちてるよ!」
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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2018年7月20日 17時