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story333 ウェディングイブ29 ページ43

Aside

新一君が車の下に付け爪が落ちている事に気づき、声をかけると鑑識さんはすぐに車の下に入り込んでいる
どうやら...片方の付け爪を見つけられたみたいね...
この片方の付け爪こそが、事件解決の鍵とその真実が明らかになるわ...

「亡くなった女の人のだから気を付けて拾って。爪の先に付いてる物をよーく調べてね!」

「あ、ああ...」

「(恐らくこれでハッキリするはず...誰が彼女の命を断ったかが...Aさんが発言した事故の可能性が高いと言った言葉...そして...Aさんと俺の推理通りなら白日の下に晒されちまう...知りたくなかった...悲しい真実が...)」

新一君の言葉に鑑識さんは驚きながらも片方の付け爪を拾おうとしているのが分かり、私達はその場から離れた









その後、私達は店の中に入ると伴場さんが荒れており、机をドンと叩いていたが怪我をした手で机を強く叩いていた所為でかなり痛がっている様子
怪我した手であんな風に強く叩いたりしたら、かえって痛くなるわよ...
そんな様子を見かねた小五郎さんは荒れている伴場さんを宥めながらそう言うが、伴場さんは目暮警部達に犯人扱いされて悔しげな表情を浮かべている

「そこでお前に尋ねるが、そのヘアブラシ、誰かに使わせた事はないか?」

「使わせた?」

「ほら、友人がお前ん家に泊まりに来たとか...」

「さあな。そんな覚えはねーけど。半年前から俺と初音は一緒に住んでたからよ。俺の留守中に初音が連れ込んだどっかの探偵が使ったかも知れねぇけどな...」

小五郎さんはヘアブラシを誰かに使わせた事はないかと問いかければ、伴場さんは少し驚くも小五郎さんは友人が泊まりに来たのではと言うが伴場さんはそんな覚えはなく、留守中に加門さんが連れ込んだウェイターが使ったかも知れないとジト目で見ている

「た、確かに僕は彼女に雇われた探偵ですけど家に行った事はありませんよ!?(汗」

「その探偵って言うのも本当かどうか怪しいぜ。初音が死んじまった今、それを証明する奴はいなくなったし、俺が雇った方の探偵さんをまいて尾行させなかったぐれーの切れ者なら家に来た時に俺のヘアブラシから俺の髪を取り除いて誰か別人の髪を仕込み、俺に罪を着せるつもりだったかも知れねーしよ!」

ウェイターは慌てながら加門さんに雇われた探偵でも家に行った事はないと言うが、伴場さんはジト目で自分が雇った探偵をまいて尾行させなかったほどの切れ者なら探偵なのかどうかも怪しいと言っていた

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2018年7月20日 17時

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