【名探偵コナン】ブロンドの髪を持つ美少女は宮野姉妹のいとこ！PART6 (ページ45)

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story288 名家連続変死事件43 ページ45

Aside

光明さんは計画通りに長門会長を殺すつもりでいたのに日向さんが部屋にいた事で計画が狂ってしまった事に驚いていたはずだわ...
まあ、日向さんが光明さんを殺害した動機は20年前の大火事の件だからね

「だが、それなら光明さんは凶器の包丁を身に付けたまま落ちたはず」

「包丁は上る前に帽子や包帯と一緒に外に捨てたんでしょう」←小五郎の声

『光明さんは上着に残っていた凧糸で長門会長を絞殺する気だったと思いますよ』

目暮警部が今日の包丁を持っているのなら光明さんが身に付けたまま落ちたのではないかと言っていたが、新一君は包丁は上る前に帽子や包帯と一緒に捨てた事を答え、私は光明さんの上着に残っていた凧糸を使って長門会長を絞殺する気だと伝える

「もちろん、幸さんの標的は光明さんただ一人」←小五郎の声

「まさか、殺された本人がトリックを使うてたとは思わへんからな」

「じゃあ、あのフック付きのロープはどう説明するんだ？」

『それなら簡単ですよ。光明さんが使っていたロープをたぐって、フックの反対側の重りを持ち、下のベランダの手すりにかける。そして...反動をつけて放り投げたら...』

新一君が日向さんの標的は光明さんのみで服部君が殺された本人がトリックを使うとは思わないと言っていた為、松田さんがあのフック付きのロープはどう説明するのかと問いかけられ、私は簡単な事と答えつつベランダへ出た後、フック付きのロープを引っ張った後に放り投げるとガンッと強い音が響く
目暮警部達はどうなってるのかと知りたかったらしく私の傍まで来てベランダの下を見ていた

『ベランダの下に重りが当たって勝手に止まるって事です。その証拠に重りが当たった痕が長門会長の部屋の下の光明さんの部屋のベランダに付いていましたし、この部屋の下の信子さんの部屋のベランダにもありました』

「きっと幸さんは事件の前の日、できるかどうか試したんやろな」

「前の日？」

私はそう言いながら部屋へ戻ると目暮警部達も同じ様に部屋へ戻った後、服部君が日向さんは事件の前の日にできるか試していたと言っていた為、萩原さんが前の日と聞いて聞き返す
松田さんと伊達さんは話を聞きながらも日向さんの方を見る

「そう。会長はその音を聞いとった」

「会長が？」

『えぇ。誰かが廊下を走る音と一緒にね』

萩原さんの疑問に服部君が答えると目暮警部は長門会長と聞いて驚き、私は頷きながら物静かな声で誰かが廊下を走る音も聞いたと答える