story268 名家連続変死事件23 ページ25
Aside
変ね...あれだけ探して欲しいって小五郎さんに言っていたのに忘れろだなんて...
どうやら新一君も長門会長の発言に違和感を覚えたみたいだ
長門会長の発言はまるで【誰かを庇っている】様な気がしてならないわ...
それも気になるが、私は日向さんと20年前に起きた大火事の方が気になっていた為、密かに調べ上げようと決めた時、新一君が私と服部君の手を引っ張ったかと思えば誰にも聞かれたくないのか部屋の外に出る
「おい、いい加減に俺を呼んだ訳を教えろよ!」
『服部君、そろそろ私達に教えてくれてもいいと思うけど?』
「あぁ、それか?実は会長ハンがな昨日の晩、変な音を聞いたっちゅうんや」
『「変な音?」』
新一君と私は口々にそう言って理由を教えて欲しいと問いかけると服部君が昨日の晩、長門会長が変な音を聞いたと答えた為、私と新一君は思わずハモってしまったが気にしないでおきましょ
それより...変な音と言うのが気になるわね
「あぁ。真夜中に廊下を誰かがヒタヒタ走る音と何かと何かが当たる変な音を昨日一晩で何度もな」
服部君の話によると真夜中に老化を誰かがヒタヒタ走る音と何かと何かが当たる変な音を昨日一晩で何度も聞こえてきたのだと言う
......もしかすると誰かを殺す為の計画で前の日に下準備をしていたって事よね?
「まさかそれって...」
「そうや。この家の誰かが今度の殺人の為に何かをしとったちゅーこっちゃがな。最初は俺も親父もただの泥棒の下見ぐらいやとふんどったから警備員達でお前を呼んだんや。今晩もきっと来る思てたし、ほんでも取られたんは物やのうて人の命やった」
新一君がまさかと言わんばかりの表情で問いかければ服部君は頷きながら長門家の誰かが今度の殺人の為に何かをしていた事と今晩もきっと来ると思っていたが、取られたのは物じゃなくて人の命だと言っていた
今回の事件は計画殺人と見て、間違いないわね
『それ...計画殺人ね...』
「はい」
「けど、おかしいとは思わへんか?お前のおかけで有名になった毛利 小五郎がおったんやで。こら相当自分の殺人計画に自信を持っとったか...」
『あるいは...犯行の計画を変更できなかったって所かしら?』
計画殺人だと言うと新一君も頷いており、服部君は小五郎さんがいるのなら犯人は相当自分の殺人計画に自信を持っていたのかと言った後、私は物静かな声で犯行の計画を変更できなかったのではないかと伝える
今回の事件は計画的である事は間違いないわね...
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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2018年7月3日 12時