【名探偵コナン】ブロンドの髪を持つ美少女は宮野姉妹のいとこ！PART6 (ページ19)

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story262 名家連続変死事件17 ページ19

Aside

日向さんが真っ先に否定した為、目暮警部と小五郎さんは驚いていた
......結婚相手が人殺しをしたなんて信じたくない日向さんの気持ちは痛いほど分かるもの

「犯人は秀臣さんじゃありません！きっと何か...何か訳があったんですわ！」

「どんな訳があったって人殺しに変わりはないわ！返してよ...私の光明さんを！(泣」

『康江さん...』

日向さんは犯人が秀臣さんじゃない事とこんな事をしたのには何か訳があると言うが、康江さんは泣きながらどんな訳があろうと人殺しに変わりはない事と光明さんを返して欲しいと泣き叫びながら私に抱き着いてきた為、私は康江さんの名前を呼びながら頭を優しく撫でる事しかできなかった
今回の犯人は絶対に許せない...康江さんから光明さんを奪ったんだもの！

「またAちゃん、事件に巻き込まれたらしいね」

「みたいだな。しかも亡くなったのはAに抱きついて泣いているあの人の旦那みてーだな」

萩原さんと松田さんが口々にそう言いつつ私の方を見てくるも私は未だに泣いている康江さんを慰めると同時にフツフツと怒りが湧き上がる中、伊達さんが私の肩に手を置いた

「A、大丈夫か？」

『私は平気です。康江さんを傷つけた犯人を絶対許すつもりはありませんから...』

「......無理はするなよ」

「そーそー。俺達はAちゃんの味方だから」

伊達さんに声をかけられ、私は物静かな声で平気である事と康江さんを傷つけた犯人を絶対許すつもりはないと静かな怒りを見せながらそう言うと松田さんにポンッと私の肩を軽く叩きながら無理はするなと言われ、萩原さんは私の味方だと言われた
こんなに心強い人達がいてくれるなんて...私は幸せ者ね
嬉しくなった私はフッと笑いながらも静かに頷く
少し怒りを見せてしまったわね...焦らず冷静に事件の真相を突き止めておかなきゃ...！

「でも秀臣さんはこんな事をする人じゃ...！それに私達が見た人が秀臣さんとは限りません！」

「その通りや。俺らが見たんは顔に包帯を巻いた誰かや」

「包帯？」

「え、えぇ。秀臣さんは顔に大火傷を負ったとかで...」

日向さんは秀臣さんの人物像を知っている為、こんな事をする人ではない事と自分達が見た人が秀臣さんとは限らないと言っていた為、服部君も頷きながら自分達が見たのは顔に包帯を巻いた誰かだと言っていた為、目暮警部は驚きながらも小五郎さんの方を向くと小五郎さんは私達の代わりに秀臣さんが包帯している理由を教えている