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story201 ピアノソナタ『月光』殺人事件33 ページ7

Aside

私が動機の件を話すと小五郎さんから麻生さんもなのかと問いかけられ、私は頷きながら楽譜を考えたのは麻生さんである事や亡くなった4人はこの暗号で何かやっていたと物静かな声で答えると小五郎さんは顎に手を当てながら私の話を聞いて納得した後、楽譜が見つからず、思い詰めて自 殺したと言っていたが...

「いや...」

『「自 殺じゃないと思うよ/自 殺なんかじゃありませんよ」』

「ん?」

「えっ?」

小五郎さんの言葉に新一君と私が真っ先に否定すれば目暮警部と小五郎さんは驚いているが萩原さん、松田さん、伊達さんは疑いの眼差しで新一君を見ている
まずいわね...あの三人を何とか誤魔化さなくては...!

「だってよく見てよ!遺体があった所の足元。踏み台になる物が何にもないよ。普通、踏み台もなしにあんな事できないよね?A姉ちゃん」

『確かにそうね。首吊り自 殺を見せかけるには踏み台がないとできませんよ。普通は踏み台があれば首吊り自 殺だと分かりますが、辺りを見ても踏み台がありません。犯人は西本さんを自 殺に見せかけて殺害し、ここに吊るしたと考えた方が懸命でしょう...』

「つまり自 殺とは考えにくいと言う事だ」

新一君が遺体のあった足元に踏み台になる物がない事と踏み台もないのなら首吊り自 殺に見せかける事ができないと言った後に私に問いかけてきた為、私は一瞬だけ焦ったものの物静かな声で首吊り自 殺を見せかけるには踏み台がないと不可能である事や辺りを見ても踏み台がない事、真犯人は西本さんを自 殺に見せかけて殺害し、ここに吊るしたと考えた方が妥当だと答えれば目暮警部も納得した表情で自 殺とは考えにくいと小五郎さんに言っていた
いきなり私に問いかけてくるからめちゃくちゃ焦ったわ...(汗
きっと三人の鋭い視線を感じたのかすぐに私にふったのが目に見えているし...(苦笑

『ちょっと新一君...いきなり私に話をふらないでくれる?一瞬だけ焦っちゃったじゃない...(ボソッ』

「すみません...俺が言う度にあの三人が疑いの眼差しで見てくるんですよ。ただの小学生じゃないって言う目で...(ボソッ」

私は新一君の目線に合わせる様にしゃがみながら小さな声でいきなり話をふられて一瞬だけ焦ったと言えば新一君は私に謝ると自分が言う度に萩原さん達が疑いの眼差しで見てくる事やただの小学生じゃないと言う目で見られると言った後、チラッと萩原さん達の方を見る
なるほど...迂闊に話す訳にはいかないって事ね

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2018年6月16日 2時

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