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story239 ページ45

Aside

『そう言う事だったのね...お母さん、話してくれてありがとう。私も黒の組織に入ってる身だからあまり強くは言えないけど、くれぐれも軽率な行動を起こしたりしては駄目よ。それと潜入捜査...頑張ってね。応援してるから。私は情報提供者だから顔を見せる事はできないけど...』

私自身も黒の組織に入ってる身であまり強くは言えないが、くれぐれも軽率な行動を起こしたりしては駄目だと言いつつ潜入捜査を応援してる事、情報提供者だから顔を見せる事はできないと強く伝えた
お父さんとお母さんが死んだら...そう考えただけで寒気がするわ
それに...潜入捜査は命がけだと言われているから、いつ何処で命を落としてもおかしくはない

「ありがとうA、一緒にいられないけど貴女は私達の愛する子供よ?それと明美ちゃんがいるんだけど話してみる?」

『えぇ。声を聞きたいわ』

お母さんの声が嬉しそうなのが分かり、一緒にいられないけど私達の愛する子供だと言った後、明美さんがいるから話してみると問いかけられ、私は頷きながら声が聞きたいと答えるとお母さんが「明美ちゃん、電話よ」と言って明美さんに電話を渡している様子
久しぶりに明美さんと話す事になるとは思わなかったわ
今はアメリカでお父さん達と一緒に暮らしているけど組織が壊滅したら日本で哀と一緒に暮らして欲しいと思っている

「もしもしAちゃん、久しぶりね!」

『久しぶりね、明美さん』

電話から明美さんの声が聞こえ、私は久しぶりだと声をかける
明美さんの声を聞いた途端、安心感が出た
ちなみに明美さんは志保の...いや、哀の実姉だ
世間からは10億円強奪事件の犯人で罪に耐えきれず自 殺したと言われているが本当は黒の組織に命じられてやり遂げ、哀を組織から開放すると言う約束だったが、その約束を反故された被害者だ

「Aちゃん。私は今、証人保護プログラムを受けて浩一伯父様達と一緒に暮らしてるわ」

『そう...お父さんとお母さんが一緒なら平気そうね』

明美さんの話を聞いた私は少し安心した
お父さんとお母さんが一緒なら明美さんは無事だって分かるしね
それに...明美さんが定期的に哀に連絡をしておけば哀も安心してくれるはずだろう
一応だけど、そう言う風にできないかお母さんに掛け合うつもりだ

「それより志保は元気?あの子は一人で何でも抱え込んでしまう性格だから...」

......確かにあの子は何でも抱え込んでしまう事が多いから、いつも悩んでいる姿が目に入る

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2018年6月16日 2時

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