story153 集められた名探偵!工藤新一VS怪盗キッド65 ページ7
コナンside
「あれれ?ピアノの鍵盤の間に何か挟まってるよ」
俺はおっちゃんや茂木さんに声をかけた
そう言えば...前に俺がこんな事を言った時、Aさんにこう言われたな...(苦笑
『あのさ、黙って聞いてたんだけど...その『あれれ?(←声帯模写)』って何かわざと言ってるみたいな気がするのよね...まるで子供の皮を被った化け物みたいで...』
Aさんに凄い事を言われ、しかも声帯模写を使って俺の声真似して...
俺だって好きで言ってるんじゃねーし...
まさか好きな女にこう言われた時はめっちゃ傷ついたが...............って、蘭やAさんの事じゃねーぞ!?
勘違いするなよな!
話が思いっきりそれたな...気を取り直して調べてみるか
茂木さんとおっちゃんが気づいてくれたみたいで鍵盤の間に挟まっていた物を茂木さんが取り出し、その後ろでおっちゃんが見ている
「!?こ、こいつは...奴が言ってた宝の在処を示した暗号...!?」
茂木さんが紙を見て驚いていた
紙にはさっき、家主が言っていたヒントがそのまま書かれていた
何でこんな所に挟まってるんだ...?
「しかし、何でわら半紙にガリ版刷りなんだ?」
「多分、まだコピー機がなかった時代に誰かがこの文章を大量に刷って、何かの目的で大勢の人間に渡したんだろーよ...つまり奴が言ってた40年前にこの館で起きた惨劇って話も、それになぞらえて作った宝の隠し場所の暗号って奴も...皆、眉唾もんだってこった!」
おっちゃんの疑問に茂木さんは答える
その時、音が聞こえてきた為、音がする方を見るとスプレーが置いてあった
これは...槍田さんが使ってたルミノール液が入ったスプレー...
何でピアノのイスの下に...?
「あれれ?このピアノ濡れてるね...」
「そう言われれば、そうだな」
俺がそう言うと茂木さんとおっちゃんは気づいてくれた
この際、この言葉はAさんの前では言わないでおこう...
また何か言われそうだからな...(苦笑
「こいつは、あの姉ちゃんのルミノール液...」
「じゃあ、彼女もこの部屋に...」
「おいちょび髭、明かりを消せ!」
茂木さんはピアノの下を覗き込むとルミノール液が入ったスプレーを見つけ、おっちゃんが槍田さんもこの部屋に入ったのかと呟いた時、茂木さんは何かに気づいた様でおっちゃんに明かりを消す様に言っていた為、おっちゃんはぶつくさと言いながらも部屋の明かりを消した
明かりを消した事で茂木さんが何かに気づいた様子でおっちゃんもその事に気づいたみたいだ
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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2018年5月23日 20時