48 ヒーロー狩り ページ8
48 ヒーロー狩り
「何かあったのか？それにその怪我は？」
目の前にはボロボロのチャランコ。
「急に実践稽古だと言って俺をボコボコに」
『チャランコさん、バングさんに何かやっちゃったんじゃないの？』
彼女も一時期流水岩砕拳でバングの元で修行していたのだ。一応チャランコも知っている。
「そんな事ある訳ないだろ！バングさんと交友関係があるあんたらなり何か知ってると思って来たんだ(なんか人増えてる…)」
増えた人(フブキとキングを見て)チャランコはそう思った
「俺は知らんな」とジェノス。
『私は何となく』
「バングってあのS級のシルバーファング？」とフブキ
「話し終わったらゲームの続きやろうぜ」とキング。
「だが、ある程度の事は推測できる。
恐らく”人間怪人ガロウ”の事が絡んでいるのだろう」
「ガロウってバング先生の道場で暴れて破門になったっていう…。何故そんな奴が」
『チャランコさん、知らない？バングさんの元弟子ガロウ先輩、今ヒーロー協会で凶悪怪人として指名手配中なんだよ。バングさんはその討伐に名乗り出たって訳』
「詳しいな」
『一応元師匠と先輩なので。私も討伐に名乗りを上げたんですが拒否されちゃって。
ガロウ先輩は人間だけど、協会で何かあったみたい。激しい戦いになれば周りを巻き込みかねない。だからバングさんはチャランコさんを遠ざけたんじゃない？まさかガロウ先輩がこんなになってるなんて……』
「サイタマ先生はどう思いますか？バングの行動」
「…一つ気がかりな点がある。
誰だお前」
「先生、バングの現一番弟子のチャランコという名の雑魚です前に会いました」
次の日の学校でヒーローをやっているトネル含めた四名が呼び出された。
彼女もヒーロー協会の関係者という事で呼ばれたのだ
「今ヒーロー狩りと言われているやつがうろついているらしい。皆、気をつけて欲しい」
「先生。心配しなくても俺が、いや俺たちフブキ組が何とかしてみせますよ」
B級36位 ジェットガン改めてテツジ。
前に妹の要望で顔を知っているクラスメイトだ。ちなみに妹の手術は上手くいったらしい。
『ヒーロー狩りにあったら直ぐに逃げた方がいい』
(バングさんの元一番弟子…ガロウ先輩は強かった…あの日私もバングさんと出かけてなければ、他の先輩達と同じようにやられていたかも)
＿＿ちなみにヒーロー狩りってそんなヤバいの？
＿＿かなりヤバいかも
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作者名：とちょー | 作成日時：2024年4月6日 17時
