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頭に何かを感じ、目を覚ますと増田さんに頭を撫でられていた
「ん、起きた?おはよ」
『お、おはようございます、』
昨夜のことを思い出してしまったせいでまともに顔が見れない
「ちょっと〜顔隠さないでよ〜」
『ほんとに無理です……』
「も〜、ほんと可愛いんだから」
頼むから可愛いとか言わないで欲しい。
「あ、体きつくない?」
『全然大丈夫です』
そう言うとにこにこと嬉しそうに私のことを抱き締めた
少し汗の混じった匂いと筋肉質な体に包まれてまた夢の世界へと誘われる
「まだ眠い?」
『ねむい…』
「じゃあ寝よっか、おやすみAちゃん」
・
次に目を覚ますと至近距離にイケメンの寝顔があった
離れようにもがっちりホールドされているため動けない
『まつ毛長いなぁ、』
寝顔を眺めていると少しの悪戯心が働いて、頬にキスをしてみた
『よし、バレてない』
「口にはしてくれないの?」
『……え、起きてたんですか…いつから、、?』
「んー、まつ毛長いなぁ、って言った辺り」
『ほぼ最初っからじゃん…!』
全部バレていた。
「で、してくれないの?ちゅーは」
『寝たふりした人にはしません』
「ざーんねん。じゃ俺からするね」
『え、ちょ待っ…!』
最後まで言う暇もなく唇を塞がれてしまった
やっと離れたと思ったら、妖艶な笑みを浮かべて
「ごちそーさま」
そう一言残してシャワーを浴びに行った
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作者名:幽霊狐 | 作成日時:2024年2月18日 3時