愛が重いです！【増田俊樹】 (ページ34)

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そのまま増田さんの家へと急ぐ

インターホンを鳴らすと毛布を被った増田さんがのっそりと現れた

『こんにちは』

｢こ、こんにちは。ありがとう｣

レジ袋を渡す時に手が触れた

『え、何度ありますか？』

｢んーと、何度だろ、、ごめん頭回ってな…｣

ｶﾞﾀｯ

急にふらついて倒れ込んできてしまった

『大丈夫ですか!?』

もたれかかってくる体が熱い

とりあえず抱えて部屋にお邪魔する

寝室かと思われる場所へ運び込む

本当に辛いらしく目すら開けないらしい

レジ袋の中から冷えピタを取り出し、おでこに貼ってやると気持ち良さそうに薄く目を開いた

｢……ごめん｣

『風邪ひいてる時ぐらい自分のこと考えててください』

ふふっ、と笑ってまた目を閉じた

しばらく様子を見ていたが、大丈夫そうなのでおかゆでも作ろかと立ち上がった瞬間

｢……ま、まって、、｣

そう言って腕を掴まれていた