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カウンター席に2人で座る
「こんばんは。何飲みますか?」
『んー、ゾンビって作れます?』
「えぇ、作れますよ」
『じゃあそれと、この子にはブシーキャットを』
「かしこまりました」
永「ブシーキャット?ってなに?」
『オレンジジュースとか色々混ぜたやつ
美味しいから安心して』
永「じゃあゾンビは?」
『あんまり材料は変わんないかな
度数が天と地の差あるだけで』
永「先輩そんなの飲むの、、?」
『久々の酒だからね。
あ、私弱くないしお持ち帰りできないよ』
そう言いながら出されたカクテルを口に含む
度数が高い割に飲みやすいこの酒はバーに来る度に飲んでいるお気に入りだ
永「ん!これ美味い」
隣で恐る恐る飲んでいた永井くんも頼んだやつを気に入ってくれたようだ
『良かった』
やっぱここまで度数高いとふわふわして心地よくなるなぁ
永「先輩やっぱ酔ってる?」
『これぐらいじゃ酔ってるなんて言わないよ』
?「じゃあ俺ともっと強い酒でも飲もうぜ?」
『えっと、どちら様?』
「ナンパに名前を聞くなんてナンセンスだね」
『そう。私はナンセンスな女だから楽しくないよ』
「おねーさん顔良いからそれだけで楽しめる」
「ちょ、ちょっと!先輩に手出すなよ!」
「うるせぇぞくそがき」
よっっわ。永井よわよわじゃん
めんどくさいなぁ
「はい、これ奢り。飲んで?」
そう言って渡されたのはロングアイランドアイスティー
これはカクテルの中でも本当にアルコールが高いお酒である
みんなも飲む時は気をつけよう
奢りなら、と貧乏精神が働いてしまった私は難なく口付ける
飲みやすいのに頭が回らなくなってきた
まずいなこれ、、、
なんか気づいたら肩に腕回されてるし
持ち帰られんのかな。
出来れば優しくお願いしたいな、、、、、
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作者名:幽霊狐 | 作成日時:2024年2月18日 3時