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あれから1週間経ったが増田さんからの連絡が何一つなかった
楽屋にも来ることはなくなった
仕事を終えて外に出るとどこか見覚えのある男性が立っていた
?「初めまして。月野Aさんで合ってる?」
『あ、、はい、』
「僕、声優の蒼井翔太って言います」
あぁ思い出した。増田さんが親友だって話してた人だ
『ど、どうも、、』
蒼「ごめんね、急に呼び止めて」
『あ、いえ。』
蒼「僕は増田俊樹くんと仲良いんだけどさ、最近まであの人すごく楽しそうにしてた」
蒼「でも急に先週ぐらいからかな、全然元気なくてさ。」
ちょうどドラマの時だ
蒼「元気出させてあげたいんだけど本人が大丈夫って言い張ってるから前に話してた君に聞きたくて。」
『あ、あの。立ち話もあれなのでどこかに寄りませんか?』
蒼「うん、そうしよう」
2人で近くにあったカフェに入る
最初に頼んだコーヒーを飲みながら話し始める
『先週、実は増田さんにそのキ、キスをされて、付き合わないか、と』
蒼「!?、、、うん、それで?」
『その、私が色々と初めてで混乱して逃げちゃったんです』
蒼「なるほど。
はぁ。トシちゃんはへたれなのかな。」
『え?』
蒼「好きな子に1回振られたぐらいで元気無くなるなんて」
『ふ、振ってないです、』
蒼「じゃあ好き?」
『……わからない、です、、』
蒼「トシちゃんともう話したくない?」
『それはないです!』
蒼「ならちゃんとお話しておいで」
蒼井さんは優しくにっこりと微笑んだ
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作者名:幽霊狐 | 作成日時:2024年2月18日 3時