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30.宣戦布告 ページ31

前回のあらすじ
・家に帰ると梅が寝ていたのでご飯を食べた
・良い機会だったので本当に私が好きか聞いた
・梅が驚きと怒りで迫ってきてる👈イマココ


『…う、め、、?』


「ありえないんだけど。」


『な、なにが…?』


ぶつぶつと早口で喋り出す


「俺がこんなに毎日毎日愛を囁いてるのに。」


『え、えっと…?』


「今までしてた行動は無意味だった…?」


『…??』

気づけば壁まで追いやられてしまっていた


「ちょい梅…!」


呼び掛けると頭を抱え始めた


「はぁ…。ここまで鈍感だとは思ってなかった。」


『えっなんの話?』


「わかる?俺はAの事が好きで好きでたまらないの。
優しい所も、可愛い所も、面白い所も、沢山食べる所も、何を言うにもちゃんと考えてから喋る所も、何でも自分でなんとかしちゃおうとする所も、全部全部愛おしくて大好きなんだよ。」


思わぬ言葉に顔が赤くなるのを感じる


「ずっとずっと前からAが想像もつかないほど大好きで愛してるの。」


『ちょっと待って…』


これ以上はさすがに恥ずか死んでしまう


「これで分かった?
つまり『もういいもういい!分かったから!』


「ふーんならいいけど。」


もう分かったよ。君が私の事を何よりも好きであることに。



私もしっかりと向き合わなければ。







『そこまで言うなら、私のこと"堕としてみなよ"』



身長差を活かして顎を掴んで引き寄せ挑発的に言う




「望むところ。俺の事しか見えないようにしてやるよ。」




こうして今まで以上に激しい攻防戦が幕を開けるのであった

31.雨に隠れた→←29.真相はいかに



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作者名:幽霊狐 | 作成日時:2024年1月5日 9時

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