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それから暫くは私以外の3人で、真剣に話し合いをしていた。

彼らはここ、ヨコハマディビジョン代表のメンバーらしく、一週間後に中王区行われるテリトリーバトルに参加するとのこと。話し合いのさなか、巡査部長が教えてくれた。

どうしてヨコハマに住んでいるはずの私がそんなことを知らないのか。

至極簡単に言うと、家に帰ってもろくにテレビも見ず、ネットでテリトリーバトルが行われるのを知っても誰が出るかを見ていないのだ。早く寝たいから。

本当に、国民のほとんどがこのバトルに興味を持ち、特に女性は出場者を気にしているというのに。眠いからという理由で。見ないとか。

巡査部長からは
「こんなことも知らないなんて…。あなた本当にこの街の人間ですか?」
と言われる始末である。すみませんね知らなくて。睡眠優先なんです。



「それじゃあ左馬刻、暗晦さんをいじるのも程々にな」

「いじってねぇよ」

「後、合意のない行為は違法ですよ」

「あ゛ぁ? てめぇ、馬鹿にしてんのか? 兎のくせに、俺様に喧嘩売ってんのか?」

「誰が兎だ、しょっぴくぞこの野郎!!」


話し合いも終わり、巡査部長と理鶯さんが帰ろうとしたときだった。喧嘩が始まった。

いやこれは左馬刻様が短気すぎるのが悪いのだけれど、煽られてすぐにキレる巡査部長も短気すぎるのでは??

喧嘩はさらにヒートアップし、2人は互いにヒプノシスマイクを起動させようとした。

が、それを止めたのは理鶯さんの言葉だった。


「あぁそうか、食後のデザートがなかったから2人ともイライラしているのだな。小官としたことが、すまなかった。次回には持ってくると約束しよう」

「あ、いや理鶯、違いますよ。その、もし喧嘩を売られたときの対処法を2人で練習を。なぁ左馬刻?」

「あ、あぁ、いつもこれを帰るときにやってんだよ。だから、デザートは作らなくていいぞ」

「む、そうだったのか」


2人が理鶯さんの料理をできるだけ食べたくないと思っているのを知っているのでは?と思うほどのナイスプレーである。

その言葉を聞くなり、2人はマイクをしまって仲良さげに肩を組む。顔には引きつった笑顔。

仲良くするのは嫌だけど、理鶯さんの料理はもっと嫌ということなのか。凄すぎる。

そのまま、喧嘩は幕を閉じ、巡査部長と理鶯さんは帰っていった。


ところで、私はいつ帰れるんですか??

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Alice(プロフ) - 更新再開して欲しいです。頑張ってください。応援してます(*`∀´*) (2020年3月31日 10時) (レス) id: 2fbbeea056 (このIDを非表示/違反報告)
さらんりちぇ(プロフ) - 更新再開されることを期待しています (2019年3月5日 18時) (レス) id: e255b55531 (このIDを非表示/違反報告)
陽雪(プロフ) - おかえりなさい!またかっこいい左馬刻が見れるのが癒しです〜!! (2019年1月27日 21時) (レス) id: 8bf1da7ca5 (このIDを非表示/違反報告)
ニャルラトテップ(プロフ) - 華狐さん» 返信が遅れてしまい申し訳ありません。お褒めの言葉ありがたや…!こちらこそ、ありがとうございます! (2019年1月27日 16時) (レス) id: 2bb930aa0e (このIDを非表示/違反報告)
ニャルラトテップ(プロフ) - 八花鏡さん» 返信が遅れてまい申し訳ありません。お褒めの言葉ありがとうございます!それだけで私はたくさん頑張れます。いえ、頑張らせていただきます! (2019年1月27日 16時) (レス) id: 2bb930aa0e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ニャルラトテップ | 作成日時:2018年11月16日 1時

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