第七話「あれ?まさか本来の性格って女優の方だったりする?」 ページ8
「すご。すご。まさかの女優力すご。あんなのできるとか心配しなくてよかったじゃん」
「心配してくれてるの草。いや、大丈夫だよ。猫被りと優等生のふりは霞ヶ浦Aの名にかけて右に出るもんはいないからね。いたら教えて欲しいくらい」
「へ?え?」
「まあ上手くいってよかった。さすがに"ゴミカス"上層部に処刑とかされるつもりはないからね〜。ああいうのは自分の地位と存続を大事にするから、逆鱗に触れないようにあることないこと騒げばなんとかなる」
なんて言って女優モードになる前の口調には全く戻らず、頭の後ろに手を組んで五条悟と並列して歩いていく。
五条はもちろん唖然。唖然を通り越して自分の頭を自分で殴った。だがこれは現実らしい。なにそれ怖い。
「ね、ぇ、まさかとは思うケドさ、その性格の方が素だったりする???」
「おー、そうだよ」
「うっっそだろ?その性格の方が絶対友達できるし、なんなら人寄ってくるよね?なんでそうしないの」
「はははは。人は裏切るもんだよ。人畜無害そうな顔して害悪だったり約束破るカスいたりとかいるからね。私は人を信用してない。もし信用できるなら"極端でヤバい性格でもそこに本物を察して友達になろうとしてくれる人間"ぐらいだろうなーって」
1日で驚くことがありすぎて、五条悟の脳はキャパオーバーになるまで容量を使った。それなのに更に考えさせる題材をAにぶっ込まれて頭を抱えるが、それより深夜テンションの五条悟はもっと言いたいことがあった。
「えっっっ、んん゛っっ、A、ウチの子になろう!!」
「え、なんでいきなりこわわわわわ」
「君に何不自由ない生活を保証しよう。僕が君をあらゆる外敵から守ってあげるさ」
「おん?権力的にか?」
「もちろん」
そしてまた高専に帰ってきて
「僕!!!!Aを!!!!養子にするよ!!!!」
涙の洪水を流しながら家入にそう宣言したという。
第八話「え?君、某バレーボールの漫画にいなかった?」→←第六話「一命を取り留めたらしい」
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mikazuki(プロフ) - すげぇここまで声だして笑えた小説なんてはじめてだわwwwむちゃくちゃ面白かったですありがとうございます!! (1月8日 17時) (レス) id: 303456bd13 (このIDを非表示/違反報告)
ミミック(プロフ) - アッハッハッハ……グッ(死亡) (10月11日 22時) (レス) @page4 id: 552a25aaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシさん - カオス過ぎてなんかもうストレスとかブッパされましたありがとうございます!!! (5月6日 0時) (レス) @page43 id: 89253aef59 (このIDを非表示/違反報告)
イレイザー - 何かカオス過ぎてめっちゃ好きッスwwwwwwwwwwwwwwwwww (2023年4月1日 17時) (レス) @page43 id: 442ffadf8a (このIDを非表示/違反報告)
レモン - わぁ!やっと見つけました!ヤンデレになって求婚してきたマジで好きです!シリアスとギャグ描けるなんてすごいっすね!尊敬します!姉貴! (2023年3月17日 22時) (レス) @page1 id: 6a1f0a5309 (このIDを非表示/違反報告)
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