第二十話「部下と上司の認識の一致はとても大事なことである」 ページ21
Aと東堂が邂逅した頃＿＿ある組織は翌日の作戦、もとい姉妹校交流会に乗じて宿儺の指を手に入れるというものの最終確認をする筈で皆集まっていたのだが。
「ふ、震えが止まらない。明日が決行日だというのに私の身体が動揺を隠しきれていない....！ま、まさかとは思うがあの場所にAがいたりしないよなそうだよなはははは」
「はははは夏油は面白い戯言を言うな。そんなあのゴミ溜めのようなところにあんな恐ろしい悪魔がいるわけないだろう。いたら別に現場にいなくても今ワシが発狂する」
「あの恐ろしいくらい力の強い娘ですよね？今、いるそうですよ。呪術高専に」
「おわっ、た....この作戦は失敗だァ。悪魔めェ....」
「ワシ、作戦に参加しなくてよかった。今のうちに真人の墓でも立てておいた方がいいだろうな」
Aと会ってないはずなのに悪寒がして身体が震えて止まらないと、風邪の症状を訴える夏油。明日が作戦決行日だというのに何故か嫌な予感がして地獄のような気分になる。
隣に腰掛けている漏瑚も夏油から伝染して、残像ができるレベルで身体を震え上がらせている。完全にトラウマを植え付けられていた。
現実逃避に現実逃避を重ね、現実を見ないようにと自分自ら言葉に出して自分を鼓舞していたわけだが、花御の無慈悲な事実提供に2人は地面に埋まった。2人のためにも、一生地面に埋まっていた方がいいと思う。
そんな時、真人が呪詛師を引き連れてやってきた。明日の被害者のご登場だ。
「どうしたの2人とも、大根みたいに地面にぶっ刺さって。一応、明日連れて行く呪詛師連れてきたんだけど....」
「真人お前気をつけろよ。明日は地獄を見るだろうからな。ちゃんと墓は作っておく。塵になった暁にはそれを丸めて夏油の口に突っ込んでおいてやる」
「それただの嫌がらせなんだけど大丈夫？」
「皆、明日は死ぬ気でいけ。というかもう絶対死ぬからAにだけは会わないように逆鱗には触れないように最新の注意を払ってね！」
「はははー。そんな難しい話じゃないだろ。宿儺の指とアレを拝借するだけだって簡単簡単」
「んなわけないだろ殺すぞ我」
切羽詰まった2人に真人はヘラヘラ〜と答える。コイツは事の重要性をよくわかっていないようだ。
「ま、まあ知っている花御がいざとなったら手を貸すだろうから大丈夫か」
「いえ。私は明日お茶する予定があるので参加できません」
「え？」
第二十一話「どうしよう私、魔法少女になれるかもしれない」→←第十九話「類は友を呼びすぎて毎回ゴリラと遭遇する」
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mikazuki(プロフ) - すげぇここまで声だして笑えた小説なんてはじめてだわwwwむちゃくちゃ面白かったですありがとうございます！！ (1月8日 17時) (
レス) id: 303456bd13 (このIDを非表示/違反報告)
ミミック(プロフ) - アッハッハッハ……グッ(死亡) (10月11日 22時) (レス) @page4 id: 552a25aaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシさん - カオス過ぎてなんかもうストレスとかブッパされましたありがとうございます！！！ (5月6日 0時) (レス) @page43 id: 89253aef59 (このIDを非表示/違反報告)
イレイザー - 何かカオス過ぎてめっちゃ好きッスwwwwwwwwwwwwwwwwww (2023年4月1日 17時) (レス) @page43 id: 442ffadf8a (このIDを非表示/違反報告)
レモン - わぁ！やっと見つけました！ヤンデレになって求婚してきたマジで好きです！シリアスとギャグ描けるなんてすごいっすね！尊敬します！姉貴！ (2023年3月17日 22時) (レス) @page1 id: 6a1f0a5309 (このIDを非表示/違反報告)
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