第十七話「よく分かんないけど2年生とバチバチだってよ」 ページ18
運動場に怒涛の十傑衆走りを決め込んで、走ってるパンダ(しかも喋ってる)を発見。
めっちゃ面白そう!と思ったAは満面の笑みを浮かべ、ドドドドと効果音が出るんじゃないかと思うくらいの速度を出し、パンダの横に並んで走りながらこう言った。
「ねぇ君なんで喋れるの?パンダなの?動物園から抜け出してきたの??」
「え???こっっっっっわ」
聞いた瞬間、運動場にいた3人全員が背筋を凍らせているのだからそれくらい怖い。
敵でもいい恐怖値である。というか、3人は敵だと思って警戒し見ていた狗巻は即座に「止まれ」と発したわけだが、Aには全くと言っていいほど効かずに
「え?ん?止まった方がいいかんじ?楽しいマラソンはこれで終わり??」
「「「は」」」
なんて至極不思議そうに動いてそう話したので、3人は更に恐怖した。狗巻の強力な呪言が効かないということはこの女、特級並みの強さを保持しているのは間違いない。
真希は槍を振るってAの正面で構える。無駄だというのに構える。Aはニタリ、と不気味に笑う。
「なに?この私に戦い挑むのか?いい度胸だ、かかってきなァ」
「ああ!言われてもそーうするよっと....___は?嘘だろ」
「んん〜太刀筋はいいなぁ。でもなぁ、威力がなぁ、足りないんだよなぁ。一太刀で地球にクレーター作れるくらいじゃないと攻撃にならないよ〜」
Aの煽る言葉にカチンときて、真希はAに攻撃をしかけた。のだが、その一太刀はAには届かず、いとも簡単に人差し指で止められた。
ダメだコイツには勝てない。とすぐ様理解できるくらいにAは強すぎる。しかも、真希の太刀筋に意味の無いアドバイスをするくらいだから実力差は明確。
悟も今はいないし、流石に死を覚悟しなきゃいけないか、と3人が冷や汗を流すと
「おーい!Aいたぁぁぁ!!!!五条センセー!!!!Aがドンパチやっちゃってるから止めてぇえ!!」
Aを探していたであろう虎杖が即座に駆けつけ、五条の名を呼ぶ。すると気づいたらAと真希の間に五条が立っていた。
「いやー危ない。Aそんな挑発しちゃダメだよ〜。血気盛んな時期だし、それに特級呪霊10体を5秒で倒せるくらい力強いんだから。あ、紹介すんの忘れてた。この子、僕の養子でAっていうんだよろしくね〜」
「え?」
「は?」
「ん?」
第十八話「ん?私の強さ?宇宙一かな」(キャピ)→←第十六話「貴様、さては頭がいいな?」
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mikazuki(プロフ) - すげぇここまで声だして笑えた小説なんてはじめてだわwwwむちゃくちゃ面白かったですありがとうございます!! (1月8日 17時) (レス) id: 303456bd13 (このIDを非表示/違反報告)
ミミック(プロフ) - アッハッハッハ……グッ(死亡) (10月11日 22時) (レス) @page4 id: 552a25aaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシさん - カオス過ぎてなんかもうストレスとかブッパされましたありがとうございます!!! (5月6日 0時) (レス) @page43 id: 89253aef59 (このIDを非表示/違反報告)
イレイザー - 何かカオス過ぎてめっちゃ好きッスwwwwwwwwwwwwwwwwww (2023年4月1日 17時) (レス) @page43 id: 442ffadf8a (このIDを非表示/違反報告)
レモン - わぁ!やっと見つけました!ヤンデレになって求婚してきたマジで好きです!シリアスとギャグ描けるなんてすごいっすね!尊敬します!姉貴! (2023年3月17日 22時) (レス) @page1 id: 6a1f0a5309 (このIDを非表示/違反報告)
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