第十三話「花壇に使う花物色してたら植物がきた」 ページ14
突然だが、無断で敷地の山を切り開き、山奥で聳え立つそれ(豪邸)はAと現在住所不定の禪院直哉の家になった。
そして女は作った洋館の周りに植える花を物色しに、適当に目についた花屋を訪れていた。
「んうー、屋敷の花壇に使う花どうしようかなぁ。悩む悩む。ああいうのって赤いバラを植えてあること多いよなぁ。いやでも種類が豊富な方が....」
「どうしたんですか？お困りのようで」
「ああ、自分の住んでる屋敷を新しく作ったんですけど、ついでに花も植えたくて花壇作ったんですよ。でも、その洋館に合って尚且つ花壇を華やかにするものを物色してるんですけど、なかなか難しくて」
「確かにそれは悩みどころですね。差し出がましい申し出ですが、私がどのような花壇を植えるか提案しても？」
「ぜひ！店員さん自ら教えてくださるなんてうれ........ん？？？？＿＿＿ここから遠いんですけど大丈夫ですかねぇ」
「大丈夫ですよ。屋根をつたっていけばスグですし」
花屋の花壇に植える用に置かれた花々を見て悩みに悩み唸りまくるA。正直、花の専門家じゃないので、どれを植えたらいいか分からないAは何を買うか決めかねていた。
そしたら丁度良く、隣からお花の知識があるであろう人物に話しかけられたので、相談してみる。敬語で話しかけてきたからきっと店員なのであろうと思って、声がする方向へ身体を向けたら何かがいた。
実際には向いたら胴体の部分だったので、ちょっと上を見てみたら完全に人間じゃないのは確かだったのだ。だからAは店員さんか首を傾げて一瞬だけ言葉を詰まらせた。
絶対に突っ込むところはそこじゃないし、疑問に思うところはそこじゃない。
常人なら歯が剥き出しみたいな形相に目の部分に枝がぶっ刺さっている何かが見えたら発狂するわけだが、女は常人じゃないので「この店は色んな人を採用できる素晴らしい職場なんだろうな」なんてよくわからないところで感心している。
そんなこんなで2人は平然と家の屋根を飛び越えて高専に向かい、更に奥のAの家に着いた。そこで待ち構えていたのは当然直哉。
「ただいまー！」
「Aちゃーん、おかえ.........えらいもん連れてきたねぇ」
完全にAが背後に連れているのは呪霊だが、Aだから良くあるか、と考えるのをやめた。そして連れてこられた呪霊も半分諦めた。
花御、ここに見参。
第十四話「なんか店燃えそうだったから2人殴ったってよ」→←第十二話「面白みのない寮だったから独断で自分の家(豪邸)建てたってよ」
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mikazuki(プロフ) - すげぇここまで声だして笑えた小説なんてはじめてだわwwwむちゃくちゃ面白かったですありがとうございます！！ (1月8日 17時) (
レス) id: 303456bd13 (このIDを非表示/違反報告)
ミミック(プロフ) - アッハッハッハ……グッ(死亡) (10月11日 22時) (レス) @page4 id: 552a25aaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシさん - カオス過ぎてなんかもうストレスとかブッパされましたありがとうございます！！！ (5月6日 0時) (レス) @page43 id: 89253aef59 (このIDを非表示/違反報告)
イレイザー - 何かカオス過ぎてめっちゃ好きッスwwwwwwwwwwwwwwwwww (2023年4月1日 17時) (レス) @page43 id: 442ffadf8a (このIDを非表示/違反報告)
レモン - わぁ！やっと見つけました！ヤンデレになって求婚してきたマジで好きです！シリアスとギャグ描けるなんてすごいっすね！尊敬します！姉貴！ (2023年3月17日 22時) (レス) @page1 id: 6a1f0a5309 (このIDを非表示/違反報告)
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