「ドッヂボールしようぜェ！！！！お前がボールなァ！」をしたら目の前にいた特級呪霊を10体一撃で破壊した件について【呪術廻戦】

第十二話「面白みのない寮だったから独断で自分の家(豪邸)建てたってよ」 ページ13

さてこれにて第七話最後、五条悟の渾身のクソデカボイス






「僕！！！！Aを！！！！養子にするよ！！！！」






に戻って来たが、皆も既に分かっているかと思うが、この宣言は会合に行った後の話、事後である。コイツは悪どかった。可哀想に家入。君の骨はちゃんと粉々にして嫌がらせの道具に使うよ。てか君のことは死なせないよ。




そんな涙を流して宣言していた背後には涙を流していることにドン引きしている住所不定の禪院直哉と、記念品をどう使うか悩んでいるAの姿があった。



さすがA、どんな状況にも屈せずにマイペースを保っている。というか多分常時毎秒自分の生得領域を領域展開して人を巻き込んでいるだけだと思う。本当に。




夜蛾としてはイキナリAが養子になるとか、ただ上層部を納得させるためだけに五条を送り出したのに、帰りに禪院直哉まで引き連れて来て胃が崩壊1秒前だった。多分こちらも気を抜くとお陀仏してしまうだろう。可哀想である。









「あー、まあなんだここに居ると言うのであれば寮を案内した方がいいだろう。悟は話がある、ちょっとこっちに来い。虎杖、Aに寮を案内してやれ」



「うっす！A、行こうぜ」



「俺も暇やし、Aちゃんに着いて行こーっと」







それでも尚、夜蛾は善意の塊だった。見たくもない玄関を軽々と持っているAに寮を案内してやれと言ってくれたのだ。だが、着いた瞬間、Aはそんなことは終ぞ知らず、直哉と口を揃えて言った。









「「ボロい。そして狭い」」



「え゛....そんなこと言われても寮だからなぁ。どうしようも....」



「いやだってさー、この玄関の記念品、壊さなきゃ部屋に入れられないし入れたら入れたで邪魔になるじゃん」



「まずそのどデカい玄関を建てつけるか、中に入れようとしてること事態が間違ってると思うよ。てか何を思ってそれ持って来たの」






その通りである。まず玄関を持ってくること事態が間違いだ。だがこの2人、既に血迷っている為、正論が逆に変に聞こえてくる。



だから、バカ3人はある行動に出た。







「うん？え？？なにこれ....」



「敷地にこんな豪邸あったっけ....いや、山は？？」



「(絶句)」



「(失神)」







「いや〜1日かけた甲斐あったわぁ。え？免許は安心しなちゃんと資格あるから。え？資源？そんなん2人に出してもらったけど」





女、手づから自分で玄関を用いて豪邸を作ったのである。

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