第二話「指名手配」 ページ2
女は立ち尽くした。何故なら__
「うわぁぁぁぁあん!!!!友達ができないよぉぉ!!!おーいおいおいおいおーいおいおい....はぁ」(血涙)
友達ができなかったからである。
年齢不詳のこの女は、友達ができなくて所謂ボッ....ゔっゔん....一匹狼を決め込んでいた。
というかできるはずもない。
先程、女が泣いていたところからも分かる、通りまず友達ができない理由の1つとして女の鳴き声が独特すぎる。
今時いるか?
おーいおいおいなんてガチで泣いてるヤツ、いないだろ?怖いことにこの女はガチだ。素でこの泣き声だ。ドン引きどころの話じゃない。見たら卒倒するレベルだ。
でもこれが友達ができない1番大きな理由ではない。1番大きな理由はそう__
「わぁぁあ!人影だ!!これは友達になれる予☆感☆!!___へっへーい!!!!ドッヂボールしようぜェ!!!お前がボールなァ!!!!」
人影が見えたら所構わずドッヂボールをしたがることだった(諸説あり)。今時というか全人類、地球ができてから1度もこの女のような挨拶をする奴はいない。いや、いてほしくない。
正直こんだけヤバい人間なので、やはり友達は1人もいなかったし、流石にここまで群を抜いてイカれてると周りが恐怖するわけで....
「ギギギギギ」(恐怖で歯軋りしている音)
「ガガガガガガギギググ」(小刻みに足が震えている)
「ギィャァァァー!」(耐えかねて悲鳴をあげる音)
そこら辺にいた呪霊(特級)10体、女のお友達候補は例外なく恐怖を煽られていた。うん、もはや女が呪霊でもいいかと思われる。
残念ながら彼らは食物連鎖の頂点ではなかった為すぐに消滅し、女は残念そうに肩を落として数時間後指名手配されるわけだが__
可哀想なことに呪術師1番最初の犠牲者は
「もしかして:モップ」
「え、指名手配犯。なんでここにいるの?草」
「あ゛??」
呪術師最強の彼に決まったようだ。
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mikazuki(プロフ) - すげぇここまで声だして笑えた小説なんてはじめてだわwwwむちゃくちゃ面白かったですありがとうございます!! (1月8日 17時) (レス) id: 303456bd13 (このIDを非表示/違反報告)
ミミック(プロフ) - アッハッハッハ……グッ(死亡) (10月11日 22時) (レス) @page4 id: 552a25aaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシさん - カオス過ぎてなんかもうストレスとかブッパされましたありがとうございます!!! (5月6日 0時) (レス) @page43 id: 89253aef59 (このIDを非表示/違反報告)
イレイザー - 何かカオス過ぎてめっちゃ好きッスwwwwwwwwwwwwwwwwww (2023年4月1日 17時) (レス) @page43 id: 442ffadf8a (このIDを非表示/違反報告)
レモン - わぁ!やっと見つけました!ヤンデレになって求婚してきたマジで好きです!シリアスとギャグ描けるなんてすごいっすね!尊敬します!姉貴! (2023年3月17日 22時) (レス) @page1 id: 6a1f0a5309 (このIDを非表示/違反報告)
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