絶妙な距離の中で【実況者/kiyo】

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私の部屋につき荷物をそれぞれ下ろした




色々荷物の整理をしながら雑談



｢つーかさ、前から思ってたこと言っていい？｣



『なに？』






｢なんで家族みんな身長そんな高くないのにお前だけそんなデカイんだよ。圧倒的遺伝ではないよな｣




『あーー…』








キヨの言う通りにうちの家族は決して背が高い訳ではない


お母さんが150cmでお姉ちゃんは155cm


ひなは153cmでひなたは162cm



むしろ小さい家系





そしてわたくしがーーー170cmになります








『うーん…なんでなんだろうね……。』




｢俺がでかいから隣にいてもそんなに目立たないけど家族でいるときってめっちゃ目立つよな？｣




『あー…なんかまあ普段からだけどめっちゃ見られるな。周りからは私がお母さんみたいに見えるらしい』



｢すげえ……。まぁお母さん綺麗だしな〜。お前ん家の家族顔立ちはめちゃくちゃ似てんだよな｣






お母さんの見た目は全然若い




お姉ちゃんは言うまでもなく容姿端麗



ひなは圧倒的かわいい。めちゃくちゃモテるし


ひなたも顔が整ってて運動できて学校の人気者だ。まぁ背が低いけど







『そう？』






ふと持っていた荷物を置き


顎に手を当てて考えていると







笑みを浮かべながらキヨが言った






｢まぁ、顔が良いのは昔からだから俺は慣れてるけどね｣




『…急に褒めんな馬鹿野郎』




突然の褒め言葉に少し同様しつつも冷静を装い片付けに戻った









不意にちょっとだけ嬉しかった

file:30 キヨside 妹→←file:28

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