3 信用と最初のテスト ページ4
Side You
程なくして、入学式が終わった
…私たちの住む新しい国を作る為……
そう、グルッペンと名乗る他国の者は言った
一々何故、他国の彼が私たちの住む国を作るのか
不思議でたまらない
貧しい暮らしをしている平民
そして、そんな私たちには目にもくれず
唯豪遊している貴族
こんな国戦争を仕掛けてしまえばすぐに壊滅するだろう
それをせずにどうして私たちを助けるような真似をするのか
A「ねぇ、ゾムくん」
zm「…なんや?」
A「彼の話、どう思う?」
zm「どう思うって?」
A「…そうだなぁ、言い方を変えるね」
A「彼を、信じてみる…?」
私はゾムくんに問いかけた
グルッペンを信じるか
私たちを本当に救ってくれるのか
他国の者だ、そう言って信じ込ませて気持ちを上げて
一気に下に落とす…なんて事もありえるだろう
私はまだ迷っている
信じるか、信じないか
zm「俺は…」
zm「─信じてみようか、と思うで」
A「…そっか」
ゾムくんは信じてみるらしい
なら私の答えも1つだ
A「じゃあ私も、そうしようかな」
…たとえ嘘だとしても、少し夢を見るくらい良いよね
その日は軽い施設案内を受け、自室へと帰された
明日はテストがあるらしい、基礎的な体力テスト
それに向けて、私は初めての布団でゆっくりと休んだ
─────
暖かい日差しに照らされ目を覚ます
起きたら直ぐに運動着に着替えて訓練場に向かおうとする
コンコン
…朝から誰だろう?
zm「A起きとるか?ゾムやで」
A「ゾムくん?」
カチャリと扉を開けると、運動着を着た彼が立っていた
zm「おっ、着替え終わっとるな」
A「どうしたの?朝から…」
zm「いや、一緒に行こうかと思ってな」
A「あぁ、なるほど…うん、じゃあ行こうか」
zm「おん!!」
私たちが訓練場に着くとそこには既に多くの人が
しばらくすると全員集まったらしく教官が説明を始めた
今回のテストでは、パートナーを決めるための
ランクを決めていくらしい
ランクは下から
B,A,S-,S,S+,SS,SS+、があるらしい
しかし、SS,SS+は最初のテストでは出ないらしい
これからの昇格テストで貰うことが出来る、
そう他の生徒が話していた
とりあえず1番の顔見知りのゾムくんとパートナーになるべく
2人でSランクを目指そうと決めた
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フラワー(プロフ) - コメント、ありがとうございます!wrwrdだと色んなペアがあるのでそれなら夢主とzmさんで脅威ペア!みたいな...ほぼ書きたいっていう欲望で始めたこの作品ですが、頑張ります!あんこおさんも番外編の方、楽しみにしてます!頑張ってください! (2021年1月18日 7時) (レス) id: 7134aa4a2a (このIDを非表示/違反報告)
あんこお - (初コメ失礼っ!)脅威さんの可愛さが溢れていて、尚かつ夢主と脅威さんがペアを組むっていうのがもう最高です!(語彙力無くてすみません…)更新頑張って下さい!応援してます! (2021年1月18日 6時) (レス) id: 33306f1976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フラワー | 作成日時:2020年12月5日 20時