これからもずっと……

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〜北山〜

いつもの店に着き、いつもの席に向かう。

「北山くん、いきなりごめんね。」
「大丈夫です！お誘いうれしいです！」

ジャニーさんとの挨拶を交わし席に座った。



「本題なんだけどね……北山くん舞台やらな
い？」
「えっ！？」

思ってもいなかったことを告げられ、俺は言葉を失った。

「俺だけですか？」

「そう。どう？」

キスマイのコンサートだと思って、俺はAとの約束を破った。

正直舞台はうれしい。

でも大切な人を悲しませて、自分だけ幸せになっていいのか？

俺は自分のことしか考えられないのか？


いろんな事を自分の中にいる自分に聞いた。

7人がいい…………………………。









「7人で仕事がやりたいです。」


いろいろ考えた結果やっぱり俺はそれしか思えなかった。


「舞台はすごいうれしいです！でも、俺はドラ
マも決まってます。俺だけ幸せにはなりたく
ないんです。」


自分が思っていたことを全て伝えた。

「6人のことが好きだから俺は6人の笑顔を見た
いんです。いつでも俺についてきてくれるあ
いつらの笑顔を………」


こんなことをジャニーさんに言ったのは初めてだ。

舞台を取り消されてもかまわない。

それを覚悟して伝えたから。

「そっか。メンバーおもいだね。」

「そんなんじゃ。でも、そうかもしれないです
ね。ww」


「わかった！舞台はなかったことに！」


予想していた通りだ。

これでいい。

そう思いながら俺の目には涙がうかんでいた。






「じゃあ7人でいってこい！」

「えっ！？」

「きっと君はそういうと思ってたよ。
もう会場は決まってる。あとは君たちで最高
のライブ作り上げるんだ。」

整理できない。

「わっ、わかりました。頑張ります！」

整理できていないまま俺は言った。




さっきまでの涙がうれし涙になっていることがわかった。

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