扁桃腺炎(潤)8 ページ28
和サイド
翔兄に抱きついたままの潤だけど、どうやら眠ったみたいだ。
ギューと腰にまわしていた手もだらんとして、スースーと寝息が聞こえている。
「寝たね、潤。点滴、補液だけ入れておこうか。熱まだ高いし。抗生剤は明日の朝、とりあえず経口で与えてその後呼吸器で面倒見れるよ。」
翔兄が潤が目を覚ましてしまわないようにそーっと腕を持ってベッドに寝かす。
むにゃむにゃ言う潤だけど薬がよく効いてるのか目を開けることはない。
とりあえずこれで数時間もってくれたら良いけどな。
翔「今度から抗生剤気をつけなくちゃね、潤。まあ100%アレルギー反応だったかは不明だけど、投与して直後のことだったし可能性は高いから。次また服用したら今度はショック起こすだろうし。」
眠っている潤の胸をトントンしながら話す翔兄。
そっと優しく首に触れている。
翔「まだ熱だいぶあるなー。左側のリンパ腺も腫脹してるし。この分だと2,3日はまだまだ苦しいと思うよ。大人になってからの高熱も大変だけど扁桃腺炎もかなりしんどいよねー。」
「朝まで眠れるかな？」
だいぶ楽観的だと思いながらも翔兄の意見を聞いてみたくて発した一言に、くい気味に
翔「まぁ無理だろうね。せいぜい2時間。3時間寝れたら良いほうだと思う。座薬あったっけ？目が完全に覚めちゃう前に座薬入れられたら本人も俺たちも楽だと思うんだけど。」
確かに、俺たちが助かるよね。
翔兄が布団を少し持ち上げてその隙間から手を滑り込ませて潤のお腹を触っている。
起こさないように気をつけながら、でも正確に診察できるのは普段から、やっぱり救急で鍛えられてるからだろうなー。
本人が気づいてなくてもそういう技術って身についていくんだと思う。
「お腹大丈夫そう？」
翔「張った感じもしないし、潤が目を覚まさないこと思えば痛みも引いてるんだと思う。とりあえず腹痛だけでも治まってくれたらねー。」
しばらくは寝てくれそうだから、俺たちはご飯を食べにリビングへ下りることにした。
気がつけばもう11時前になっていた。
時計を見た途端お腹が空いてきたよ。
そういえば、雅が冷凍のカレーを解凍して食べてって言ってたような。
リビンブのソファで雅が寝ていた。
雅にまで風邪引かれたら堪ったもんじゃないと思って、肩をトントン叩いて起こす。
「早くお風呂に入ってベッドで寝なさい。風邪引いたら困るでしょ。」
雅「んんーーー？はーい。」
寝ぼけた顔をして出て行った雅。
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まなみ(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます。相葉ちゃんの話が書かれるのを楽しみにしています (2013年11月5日 5時) (
レス) id: 0de3c7665c (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - 更新されるたんびにワクワクしてみてます！ (2013年10月27日 20時) (レス) id: 9ef67c3f29 (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - 移行おめでとうございます♪ いつも読ませてもらってます( ´ ▽ ` ) 応援してます(^^) (2013年10月27日 19時) (レス) id: 8a0170ced6 (このIDを非表示/違反報告)
SKY-RAIN26(プロフ) - １日に沢山の更新お疲れ様です(⌒∇⌒)毎日ほんわかしながら楽しく読ませてもらっています。無理はせずに☆ずっと応援しています。o@(^-^)@o。 (2013年10月27日 19時) (携帯から) (レス) id: 82f7d74dc4 (このIDを非表示/違反報告)
きあら(プロフ) - 頑張ってください！いつも楽しみにしています！ (2013年10月27日 18時) (レス) id: 5cc6fe5197 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルパン
| 作成日時：2013年10月27日 18時
