兄達はスーパードクターズ2 (ページ26)

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マイコプラズマ肺炎4 ページ26

Aサイド

その夜、寝ているとまた咳がひどくなってきた。
いつもと違い、少し胸が重たく息苦しさを感じる。
息もしづらいような。
でも、明日の朝、和兄と一緒に病院行くし、もう皆寝ちゃってるし我慢しよう。
枕に顔を押し付けて、なるべく咳の音が漏れないようにする。

でもどんどん苦しくなってきた。

ぜーぜー、ん？これって喘息かな？
く、苦しい。

頑張って起き上がって、隣の部屋の潤兄のところまで行こう。
胸を押さえながら前かがみになってゆっくりと部屋を出て
潤兄の部屋のドアを数回ノックする。

しばらくして、寝ぼけた顔の潤兄がドアを開けた。

潤「あららら。どうした、喘息でちゃったかな？」

そう言って、背中を優しく撫でてくれる。
これだけで少し呼吸が楽になる。
自分の部屋に招きいれ、今まで潤兄が寝ていたベッドに座らせてくれた。

潤「横になると苦しいから、ちょっと座ってようね。
それからこのお水少し飲んで。」

と言って、ペットボトルのお水をくれて
それから、枕とクッションを背中にあててくれて
呼吸が少しでも楽な姿勢を取らせてくれた。

潤「よし、これでちょっと待っててよ。和兄か翔兄か起こしてくるから。
すぐ戻るから、心配しないで。」

そう言って、頭をポンポンと優しく撫でてくれて
部屋を出て行った。

ぜーぜーヒューヒュー。
呼吸をするたびに音がなり肩を上下させないと上手く息が吸いこめない。

早く戻ってきて。