仲間 ページ39
「でもまあ、いいんじゃない?」
シルク「お前1回トラブったとは思えねーわw」
「今はちゃんと親友だし!」
確かに前にいろいろあった仲ではあるが、今はそれ以上に好きの気持ちの方が強いし、根はいい人なのだとわかっているから、安心してンダホの背中を押せた。
私がンダホを励まそうと口を開けると、ンダホが小さく言った。
ンダホ「でもさ、俺じゃ無理だと思うんだよね」
「なんで?」
ンダホ「仮にも1度シルクの事好きだった人だし、俺とシルクなんて何もかも違うじゃん」
しかし私は、ンダホのその言葉に納得いかなかった。
「ねぇンダホ?」
ンダホ「ん?」
「私がさ、シルクが初恋じゃないの、知ってるでしょ?」
ンダホ「前に付き合ってた人いたよね」
「うん」
そうだよンダホ。他人事なんかじゃなくて、大切な仲間だから。
「でもあの人はシルクと違って身長も高かったし、唇も薄かった」
シルク「あ?w」
シルクの冗談半分の抗議の声を無視して、私は続けた。
「だけど今は、ちっちゃくてたらこ唇の奴と付き合って、そして結婚した。」
いつのまにか、ンダホがこちらを見つめて真剣に聞いていた。
「過去とか関係ないと思うよ。というか、過去なんて関係ないくらい優菜のこと好きでいなきゃ。」
ンダホが少し間を置いて、口角を上げた。
ンダホ「……そうだね。ありがとA。俺、頑張ってみるわ。」
「うん!」
ザカオ「俺らも応援するよ。」
メンバーは笑顔で、ンダホの恋を見守ることにしたようだ。
しばらくンダホの感謝感激の嵐が続いたあと、シルクがもう我慢出来ないとばかりに声を上げた。
シルク「なあお前ら」
ダーマ「何?」
シルク「俺そろそろAとイチャつきてーんだけど」
「っ…!?///」
モトキ「はいはいお邪魔しましたあw」
「ちょっ、みんな、まだいていいんだよ!?」
このままメンバーが帰れば、我慢に我慢を重ねたシルクが暴走する気がする……
嬉しくない訳では無いが。
とかそんなこと言ってる場合じゃなくて!!!!
マサイ「じゃーなA」
ぺけたん「頑張れ!」
「待ってマサイ置いていかないで!ぺけたん頑張れって何!!!!」
私の抵抗も虚しく、お魚達はぞろぞろと部屋を出ていった。
部屋に残ったのは当然、私と、狼さん。
シルク「なあA?」
「……はい」
シルク「お前、何期待してんの?」
「えっ…?」
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未人(プロフ) - くるるMAさん» おおw早いw頑張ります!w (2018年1月3日 18時) (レス) id: c2cac711d1 (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - スマホから!早速買ってもらいました!今年も妄想と更新頑張ってください! (2018年1月3日 16時) (レス) id: cfcd9e6d3d (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - 前にやってたやつ的なやつか…リベンジしてみるわ。忙しいのに返信ありがと (2017年12月13日 20時) (レス) id: 8a6d8ed592 (このIDを非表示/違反報告)
未人(プロフ) - くるるMA さん» そうねぇ...やっぱRPGのパロじゃない? (2017年12月12日 19時) (レス) id: c2cac711d1 (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - タブレットから。久々に来たら結構更新されててびっくり。全然関係ないんだけど、私が小説を書くならどんな小説がいいと思う? (2017年12月12日 18時) (レス) id: 8a6d8ed592 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:未人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mijinnhomupe/
作成日時:2017年4月29日 20時