検索窓
今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:208,324 hit

仲間 ページ39

「でもまあ、いいんじゃない?」

シルク「お前1回トラブったとは思えねーわw」

「今はちゃんと親友だし!」


確かに前にいろいろあった仲ではあるが、今はそれ以上に好きの気持ちの方が強いし、根はいい人なのだとわかっているから、安心してンダホの背中を押せた。



私がンダホを励まそうと口を開けると、ンダホが小さく言った。


ンダホ「でもさ、俺じゃ無理だと思うんだよね」

「なんで?」

ンダホ「仮にも1度シルクの事好きだった人だし、俺とシルクなんて何もかも違うじゃん」


しかし私は、ンダホのその言葉に納得いかなかった。



「ねぇンダホ?」

ンダホ「ん?」

「私がさ、シルクが初恋じゃないの、知ってるでしょ?」

ンダホ「前に付き合ってた人いたよね」

「うん」




そうだよンダホ。他人事なんかじゃなくて、大切な仲間だから。



「でもあの人はシルクと違って身長も高かったし、唇も薄かった」

シルク「あ?w」


シルクの冗談半分の抗議の声を無視して、私は続けた。



「だけど今は、ちっちゃくてたらこ唇の奴と付き合って、そして結婚した。」



いつのまにか、ンダホがこちらを見つめて真剣に聞いていた。



「過去とか関係ないと思うよ。というか、過去なんて関係ないくらい優菜のこと好きでいなきゃ。」



ンダホが少し間を置いて、口角を上げた。



ンダホ「……そうだね。ありがとA。俺、頑張ってみるわ。」

「うん!」

ザカオ「俺らも応援するよ。」



メンバーは笑顔で、ンダホの恋を見守ることにしたようだ。



しばらくンダホの感謝感激の嵐が続いたあと、シルクがもう我慢出来ないとばかりに声を上げた。




シルク「なあお前ら」

ダーマ「何?」



シルク「俺そろそろAとイチャつきてーんだけど」

「っ…!?///」


モトキ「はいはいお邪魔しましたあw」

「ちょっ、みんな、まだいていいんだよ!?」



このままメンバーが帰れば、我慢に我慢を重ねたシルクが暴走する気がする……


嬉しくない訳では無いが。




とかそんなこと言ってる場合じゃなくて!!!!




マサイ「じゃーなA」

ぺけたん「頑張れ!」

「待ってマサイ置いていかないで!ぺけたん頑張れって何!!!!」




私の抵抗も虚しく、お魚達はぞろぞろと部屋を出ていった。



部屋に残ったのは当然、私と、狼さん。



シルク「なあA?」

「……はい」

シルク「お前、何期待してんの?」

「えっ…?」

おあずけ?→←ンダホの告白



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (147 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
428人がお気に入り
設定タグ:Fischer's , フィッシャーズ , シルクロード   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

未人(プロフ) - くるるMAさん» おおw早いw頑張ります!w (2018年1月3日 18時) (レス) id: c2cac711d1 (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - スマホから!早速買ってもらいました!今年も妄想と更新頑張ってください! (2018年1月3日 16時) (レス) id: cfcd9e6d3d (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - 前にやってたやつ的なやつか…リベンジしてみるわ。忙しいのに返信ありがと (2017年12月13日 20時) (レス) id: 8a6d8ed592 (このIDを非表示/違反報告)
未人(プロフ) - くるるMA さん» そうねぇ...やっぱRPGのパロじゃない? (2017年12月12日 19時) (レス) id: c2cac711d1 (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - タブレットから。久々に来たら結構更新されててびっくり。全然関係ないんだけど、私が小説を書くならどんな小説がいいと思う? (2017年12月12日 18時) (レス) id: 8a6d8ed592 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:未人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mijinnhomupe/  
作成日時:2017年4月29日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。