当たり前のように ページ1
シルクの家に入ると、彼はもう当たり前のようにしてくれる。
シルク「どうだった?収録」
「うん、思ったより何事もなかった」
シルク「そっか」
そんな短い会話を交わして、私達は隣に座り合った。
シルクが手を差し出してくるので、私は黙ってそこに手を重ねる。
するとシルクは私の手に骨ばった指を絡ませて、そのままぎゅっと握った。
胸がとくんと高鳴った。
二人とも何も喋らぬまま、長いことぼーっとしていた。
だが、私は言いたい事を思い出した。
声を出した瞬間、視界が一気に色付いた。
「衿乃さんね、ホントは優しいんじゃないかって思ったんだ」
シルク「は?」
「そんな怒んないでよw」
いや別に怒ってないけどさ、と溢して、宙を見つめるシルク。
「私がタクシー待ってたらね、シルクの事話してた。高校の時、シルクがいたからバスケ部のマネージャーになったって」
シルク「え、俺がいたから?」
私は頷き、そしてまた、話し始める。
「これ言って良いのかわかんないけど……」
シルク「いい。言って。俺聞きたい」
「高校の時、シルクの事好きだったって。」
シルクは目を見開いた。
そりゃそうか。人からであったとしても、自分の事が好きな人がいるなんて、驚くよね。
だって私も、優さんの時、驚いたから。
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未人(プロフ) - くるるMAさん» おおw早いw頑張ります!w (2018年1月3日 18時) (レス) id: c2cac711d1 (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - スマホから!早速買ってもらいました!今年も妄想と更新頑張ってください! (2018年1月3日 16時) (レス) id: cfcd9e6d3d (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - 前にやってたやつ的なやつか…リベンジしてみるわ。忙しいのに返信ありがと (2017年12月13日 20時) (レス) id: 8a6d8ed592 (このIDを非表示/違反報告)
未人(プロフ) - くるるMA さん» そうねぇ...やっぱRPGのパロじゃない? (2017年12月12日 19時) (レス) id: c2cac711d1 (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - タブレットから。久々に来たら結構更新されててびっくり。全然関係ないんだけど、私が小説を書くならどんな小説がいいと思う? (2017年12月12日 18時) (レス) id: 8a6d8ed592 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:未人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mijinnhomupe/
作成日時:2017年4月29日 20時