宝物×宝物＝ part２ (ページ1)

今日:8 hit、昨日:3 hit、合計:304,075 hit

マネ＆共演者ページ1

７人でぎゃあぎゃあ騒いでいると、マネージャーが楽屋に入ってきた。

マネ「こんぺいちゃーーーん！お疲れい!!!!!!あれ、フィッシャーズのみなさんもいらっしゃってたんですか！」

シルク「あ、こんばんは」

マサイ「動画撮らせてもらってます」

マネ「あー！いいんですいいんです！むしろじゃんじゃん売ってあげて下さい！この子アピール足りないので！」

「えっ!?この前その調子って言ってくれましたよね!?」

マネ「あれぇ？それなんの事？」

まぁいいやぁ！とケタケタ笑うマネージャー。

この人は常にこんな感じだ。

ちなみに女性。

年齢は私より２つ上で、名前は吉村天。

『天』と書いて『あめ』と読むらしい。

雨と言う意味の『rain(レイン)』から取って、上司からはレイちゃんなんて呼ばれてたりもする。

当の私は本人に、「親しみを感じたいから」と頼まれたので、年上ではあるが、レイちゃんと呼んでいる。

天「とりあえず、お疲れ様！フィッシャーズのみなさんも、お忙しい中来ていただき、ありがとうございました！」

シルク「いえいえ、僕らは来たかったから来ただけなんで。こちらこそ、素敵なものを見せていただき、ありがとうございました。」

ンダホ「ありがとうございました」

素敵なもの…

それはきっと、レイちゃんに対しての社交辞令だろう。

しかし私には、褒め言葉に聞こえた。

(あ、また…)

また、胸が痛い。

シルクの言う通り、ちょっとはしゃぎすぎたかもしれない。

そんなことを思いつつ、レイちゃんと６人の話す輪から、そっと外れた。

なんとなく会場内をぶらぶらと歩いていると、俳優の武田優さんに会った。

優さんは、今最も売れているということで有名な俳優で、チャラさが無いところが、老若男女幅広く親しまれている。

優さんとは先日、某クイズ番組で共演して、それ以来、少し関わりがあった。

「あ、優さん」

優「え！こんぺいちゃんじゃん！久しぶり！」

同い年ということもあり、結構気が合う方だった。