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「……どうして、私を助けたの」
「どうしてって、大人が子どもを守るのは当然のことだろう？」
「そんな胡散臭いセリフ信じられると思う？」
「はは、手厳しいなぁ」
ウェイターの女も犯人組織に混ざり、敵の目が更に増えたラウンジにて。
探偵バッチを奪われた彼女が、どこか不満げに俺を見上げてくる。
どうにも俺やヒロは、彼女にあまり好かれていないらしい。
理由は恐らくこの、俺たちが任務遂行の為に取り繕っている二つ目の顔だろう。
子どもはそういうことに鋭い。
特に彼女ほど大人びた子であれば、俺の笑顔が作り物であることに勘づくのは、そう難しいことではない筈だ。
……Aの奴も、俺が作り笑顔をしたらすぐに指摘してくるしな。
「れーくん、無理して笑わなくていいよ」とかなんとか言って。
人に仮面の裏側を見透かされるというのは、未だに慣れないものだ。
「君を助けたかったのも本当だけど、……まぁ、それだけでないのも、確かかもしれないね」
「最初から素直にそう言えば良かったんじゃないかしら？子どもに媚び売っても良いことないわよ」
「僕、君に何かしたかな？」
にしても嫌われすぎてないか、俺。
そんなに安室透のキャラって胡散臭いのか？
今までの行動を振り返ったりしていると、彼女の「はぁ」というため息が耳に入る。
ため息を吐きたいのは俺もなんだが。
「……それで、貴方の本当の目的は何？」
「あぁ……知りたいのなら、あのウェイターをよく観察してみると良いよ」
多分もう少しで、例の“細菌”の症状が出始めると思うからね。
意味深な笑みを浮かべる俺に彼女は怪訝そうにしながらも、視線は素直にそちらに向けていて。
その先では、例のウェイターが拳銃を片手に必死になって腕を掻きむしっていた。
瞬間、何かに気づいたような幼い双眸が、俺を射抜く。
彼女の姿を横目に、俺は白々しく口を開いた。
「あれ、もしかして貴女“も”、腕に発疹が出たんですか？」
「っな……こ、これは、そんなんじゃ……！」
女は今の現状が飲み込めていない様子で、赤く染まった片腕を後ろに隠す。
だがもう遅い。
周囲の人間に彼女の感染は知れ渡った。
こうなってしまえば、あとは俺のシナリオ通り。
自然と浮かぶ笑みをそのままに、俺もまた、彼女の前に赤く染まった両手を掲げて見せた。
「＿＿＿奇遇ですね。実は僕も発疹、出ちゃったんですよ」
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無糖(プロフ) - シンデンさん» すみません、表紙絵の方は少し厳しいかもしれません……💦ご期待に添えず申し訳ないです🙇♀️ (4月23日 23時) (
レス) id: 24145c4343 (このIDを非表示/違反報告)
FRISK。(プロフ) - 一気に読ませて頂きました！続き楽しみにして待ってます！ (4月22日 6時) (レス) @page42 id: 6b38b8c85b (このIDを非表示/違反報告)
シンデン - 無糖さん» 無糖様返信有り難うございます。勿論モラルは守るつもりです常識と良識もって誠心誠意書かせてもらいます。とっっっても失礼なのですがあの、表紙の絵を書いて頂くことって出来ますでしょうか？もしも出来れば御願いしたいです。原作ファンも喜ぶと思うので… (4月21日 9時) (レス) id: 041e3f6835 (このIDを非表示/違反報告)
戦国娘(プロフ) - 更新待ってました!何気に浪速コンビとの絡みがここでやっと何だな〜と読みながら思いましたwww映画でも胸アツな2人だったので本編でも夢主との胸アツストーリーを楽しみにしてます😊 (4月20日 0時) (レス) id: 27df865018 (このIDを非表示/違反報告)
無糖(プロフ) - シンデンさん» コメントありがとうございます！私としても初のご提案だったので、返答が遅くなってすみません💦二次創作（三次創作？）の件ですが、作品元を明記する、本文をコピぺしない、等のモラルを守ってくださる場合に限り大丈夫です…！うちの子をよろしくお願いします！ (4月19日 21時) (レス) id: 24145c4343 (このIDを非表示/違反報告)
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