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そしてとうとう、二つ目の爆弾の場所が表示された。








〈米花中央病院〉








一瞬だけその文字が視界に入った途端、私は研二くんに抱き抱えられ、開け放たれたままの扉に近づく。



下から吹き上げてくる風が強い。




思わず研二くんの服をぎゅっと掴むと、背中に添えられた手が優しくポンポンと撫でてくれた。







言葉を発するのが先か、爆弾が爆発するのが先か。



そんな空間で、何か言う暇なんてなかった。





大丈夫と言いたげな腕に抱きしめられて、目を瞑る。









______多分、それとほとんど一緒だった。






体にジェットコースターに乗った時のような感覚が襲うのと、頭上から大きな爆発音がしたのは。




研二くんを信じてるから、不思議と怖くはない。



怖くはないけど、内臓が浮く感じがなんとなく気持ち悪い。






次に感じたのは、ふわっと体が浮く感覚だった。




重力に逆らって浮き上がっているような、不思議な感覚に恐る恐る目を開く。








『___どう?今の俺、なんかチョーかっこよくない?』








研二くんはいつでもかっこいいよ、というと照れ臭そうに笑われてしまった。



そう言う意味じゃなかったらしい。





どうやら今の私は、研二くんにお姫様抱っこされて宙に浮いているようだ。




どうしよう。

他の人から見たら完全にリアルラピ○タだ。







「Aッ!!!」







そんなことを考えていると、下の方からじんぺーちゃんの声が聞こえた。




ふよふよと浮いている研二くんは「おっ、王子様のお迎えかな?いやどっちかっつうとお嬢迎えにきた組長か」なんて笑って、そっと地上に降りていく。




下には、私を受け止めようと大きく腕を広げているじんぺーちゃんの姿。



さながらパ○ーみたいなじんぺーちゃんを見つめているうちに、私の体はすっぽりと安心する温もりに包まれていた。






……あ、じんぺーちゃんの匂いだ。







「この馬鹿ッ!!何やってんだ!!!!」



「ひう……」



「テメェ一人で乗り込んで、あのまま死んでたらどうするつもりだったんだ!!!あぁ?!」



「……うっ、ぅぅっ、だっでぇッ」







だってあのまま見送ってたら、じんぺーちゃんともう会えないって思ったから。







「ぐっ……だってもクソもなぁ……!」




「松田くん、ちょっと落ち着いて。ただでさえ貴方怖い顔してるんだから」



「あぁ?!んだとゴラ!!」



「そういうとこよ」







じんぺーちゃんに怒られて泣いていると、後ろからあの女の人が現れた。







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宮野冬姫(プロフ) - 本当ですか!ありがとうございます!! (2022年7月10日 13時) (レス) id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
無糖(プロフ) - 宮野冬姫さん» 分かりました!変更しても物語には影響がないので、水銀レバーに変えておきます! (2022年7月10日 9時) (レス) id: 24145c4343 (このIDを非表示/違反報告)
宮野冬姫(プロフ) - そうなんですか!でも、松田は水銀レバーと言っていたので個人的はコナン世界に合わせてほしいです。生意気なこと言ってすみません (2022年7月10日 9時) (レス) id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
無糖(プロフ) - 宮野冬姫さん» コメントありがとうございます!ご指摘に関してですが、現実世界だと水銀レバーではなく水銀スイッチというらしくて、間違いではないです!多分無駄にリアリティーを追求してしまったんでしょうね(笑)ご指摘ありがとうございます! (2022年7月10日 9時) (レス) @page29 id: 24145c4343 (このIDを非表示/違反報告)
宮野冬姫(プロフ) - 028の爆弾のお話、水銀スイッチではなく水銀レバーですよ!! (2022年7月9日 23時) (レス) @page29 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無糖 | 作成日時:2021年6月13日 18時

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