好きか、嫌いか、 Y.T 【7】

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北『そんな痛くないっしょ？』


｢いーや、めちゃくちゃ痛いですよ
ダメだー痛いーつらいよ〜｣




大袈裟に、でも棒読みで
痛い痛い言いまくってたら急にきょとんとされた





｢どーしたんですか？｣


北『あーいやさ、Aちゃんのイメージが
こんな感じじゃなかったなーって。
もーちょい大人しい？っつーの？』


｢ん〜そうですね。今は素かもしれない…
やっぱり仕事モードはありますよ。
･･････あ、すいません
失礼ですよね…｣




まるで北山さんには気使ってないですよ、

そんな風に聞こえちゃったんじゃないかって思って

咄嗟に謝った




北『いや、いーんじゃね？今の方が
俺は素の方が好きだけど』



｢え！？そ、そんな…｣



好きって言葉に過剰に反応しちゃって
一気に顔が赤くなった




北『なに赤くなってんの〜？
あ、変なこと想像しちゃった？
やっらしぃ〜笑』


｢そんな事考えてないですよ！
北山さんこそ、好きとか…ふつーに…
言っちゃうなんて…｣


北『言っちゃうなんて？』




言葉にすると余計恥ずかしくなっちゃって
どんどん顔は赤くなるし
口ごもっちゃうし
それを見てニヤニヤ笑う北山さんに
絶対面白がられてる…





スタッフ『北山さーん！
タクシー到着しましたよー！』



遠くから呼ぶ声に振った北山さんは


じゃ、また明日ねって帰っていった









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