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「部屋ここかな」
渡されたカードキーと部屋番号を見比べる
玉『俺はもうちょっと先みたい』
「じゃあ、また明日よろしくお願いします」
軽く頭を下げて部屋に入ろうとするけど
裕太が全然動く気配ががない
「・・・どうしたの?
部屋いかないの?」
玉『そっちこそ、早く入らないの?』
「入るけど…」
ジッと見つめられてて
その瞳から目を逸らすことが出来ない
「あの…裕太?」
ふわっと耳元に感じる裕太の髪
額が私の肩に触れるか触れないかの距離
抱きしめられてるわけでも
寄っかかってるわけでもないけど
無くなった2人の距離に
今でも聞こえそうなほどの心臓の音が鳴り響いた
玉『・・・・・・・・・・・・・・・Aっ・・・・・・』
「・・・・・・え?」
パッと離れた裕太との距離
気がつけばすぐ近くにあった温もりは離れてて
柔らかく笑った裕太は
“また明日、よろしくね”って
自分の部屋へと歩いて行った
……久しぶりに彼の口から出た名前
たったそれだけなのに
どうしてこんなに・・・
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えり(プロフ) - ももまるさん» コメントありがとうございます!長い間放置してしまったのに読んで頂けて嬉しいです♪また少しずつ更新するのでよろしくお願いします! (2020年4月9日 22時) (レス) id: 7410ca554b (このIDを非表示/違反報告)
ももまる(プロフ) - とても作品が大好きで更新される度に嬉しく思います!これからも頑張ってください(^-^) (2020年4月8日 13時) (レス) id: 0122df1ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えり | 作成日時:2020年4月7日 23時