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#279 ページ29

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千賀さん、次に宮田さんの様子を見に行ったけど


特に問題は無いようで


最初にみんなと話し合った会議室に戻った







北山さん達の案がいくつか採用されるとなると


ちょっとこのセットリストじゃ時間が…


あ、もし立ち位置変わるとここも…




いくつかの問題点がでてきて


思わず、うーんと声が漏れる






玉『おつかれ』



コン、と目の前に置かれたコーヒー



「あ、ありがと」





湯気がたつカップを口につけると


ほろ苦さが口いっぱいに広まった





玉『たまにはブラックもいいでしょ?』




いつもミルクたっぷりいれたコーヒーを


飲むことを知ってる裕太は得意気に笑った






「そーだね、少し頭がスッキリした」


玉『んで、何に悩んでんの?』


「あー、ここなんだけど…」





資料を見せると


どれどれ?って裕太の顔が近づく





思わぬ近距離に一気に胸がときめいた




玉『あの二人、すげーこと考えてんな』




バカじゃん?っていつも通りに笑う顔


こんな意識してんのあたしだけなのかなって


自分勝手な考えが頭をよぎる





「裕太だって、客席ダイブって言ってたじゃん」


玉『それ聞いちゃった?

おもしろそーじゃない?まぁ現実に無理か。

昔、雷落としたいって言ってたの覚えてる?

そんとき並に否定されたわ』





懐かしいねー、なんて普通に言うけど


私達の昔の会話を自然に出してくれたことに驚いた









コンコン…





ドアがノックされて他のスタッフさんが入ってきた



ス『おつかれさまです

唐沢さん、今大丈夫ですか?

ちょっと相談が…』



「はい、今行きます」




テーブルに広げた資料を集めようとすると


その手を止められる





玉『俺もう行くからここどーぞ』




裕太とのすれ違いざまにスタッフさんが


小さく頭を下げる





玉『あ、唐沢ちゃん

この後メンバー全員で振り合わせするから

てきとーに顔出てね』




んじゃね〜って部屋を出てく裕太の背中を見て


また少し、違和感が心を覆った








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えり(プロフ) - ももまるさん» コメントありがとうございます!長い間放置してしまったのに読んで頂けて嬉しいです♪また少しずつ更新するのでよろしくお願いします! (2020年4月9日 22時) (レス) id: 7410ca554b (このIDを非表示/違反報告)
ももまる(プロフ) - とても作品が大好きで更新される度に嬉しく思います!これからも頑張ってください(^-^) (2020年4月8日 13時) (レス) id: 0122df1ce4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えり | 作成日時:2020年4月7日 23時

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