#262 ページ12
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南『え！？別れた！？』
次の日の夜、南田さんに時間を貰って
2人で食事をした
南『どうして…
“今の私たちなら大丈夫”って言ってたじゃない』
納得いかない様子の南田さんは
グラスのお酒を一気に飲み干した
｢私も、そう思ってました。
監督との仕事のことを話して
また2人でバランスを取って
支え合えるんだって。｣
南『それなら…』
｢でも、話しながら気づいちゃったんです｣
南田さんの話を遮って
昨日の電話のことを思い出した
｢裕太に話しながら、自分の中のモヤモヤが
少しずつ晴れていったんです。
きっと、私が目指す未来に
裕太の存在は支障になってしまう。
いくら好きでも、大切でも
きっとわたしは裕太の存在で
苦しむ時がくる。
それを裕太は分かってくれたんだと思います。｣
南『…そうね。
もしかしたらあなたの将来で
彼の存在が夢を阻む可能性があるわね。
でもそうならない可能性もあるはずよ。
それこそ、支え合って・・・』
南田さんは途中まで話して
言葉をとめた
南『ごめんなさい。
あなた達2人が、
そんな“もしもの可能性”で
仕事と向き合うはずがなかったわね』
｢・・・バカですよね｣
南『そうね、でもそんなバカは嫌いじゃないわ』
今度は南田さんが泣きそうになってて
それを見たあたしも泣きそうになって
“頑張ろうね”って
“頑張ったね”って
そう言って貰えて
堪えきれず大粒の涙がこぼれた
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えり(プロフ) - ももまるさん» コメントありがとうございます！長い間放置してしまったのに読んで頂けて嬉しいです♪また少しずつ更新するのでよろしくお願いします！ (2020年4月9日 22時) (
レス) id: 7410ca554b (このIDを非表示/違反報告)
ももまる(プロフ) - とても作品が大好きで更新される度に嬉しく思います！これからも頑張ってください(^-^) (2020年4月8日 13時) (レス) id: 0122df1ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えり
| 作成日時：2020年4月7日 23時
