好きか、嫌いか、 Y.T 【6】

#268 ページ18

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食事会が始まって1時間半



みんないい感じに酔いが回ってきたみたい







最初は自己紹介して


乾杯して


コース料理が次々にテーブルに運ばれてくる






スタイリストとメイクさんが


集まるテーブルに座った私は


周りの女子力の高さに圧倒されてた





『かーらーさーわーさんっ』



みんなあっちこっちに行って


色んな人と話したりするから


隣が空いたり別の人が座ったり


ちょっと落ち着きない感じ




そして空いた隣の席に


ちょこん、と座った女の子






『へへへ〜飲んでます？？』



グラスを揺らしながら


無防備な笑顔を向ける彼女


正直、かわいい！！





｢のんでますよ♪

えっと…｣




奈『奈緒です！紫藤 奈緒！』



｢唐沢 Aです｣



奈『もちろん知ってますよー！

あたし実は2年前のツアーにも参加してたんです

そこで唐沢さん見てて

仕事に惚れちゃったんですよ♪』




“恥ずかし〜！”


なんて屈託もなく笑う彼女は


お酒のせいなのか、恥ずかしいからなのか


顔を真っ赤にした






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