No.93 ページ13
アイツは、おれが死んだと思ってても想い続けてくれて、記憶喪失で自分のことを覚えていないと分かっていても隣にいてくれた。
…だからおれも、
アイツに何があろうが…
アイツが何だろうが
親友として、きょうだいとして、仲間として、恋人として
愛し続けるって、決めてるんだ。
Aside
ロン「…落ち着いたか？」
貴女「ソックリそのまま返すけど」
そりゃ、落ち着きはした。したけど──…
貴女「…受け入れては、ない」
ロン「……同じく」
貴女「……じいちゃんやクザンさんは、知ってたんだろうか」
ロン「保護してもらったって言ってたから…ガープさんは知ってんだろうな。…クザンさんは知らねェと思う」
貴女「だよな…」
天竜人……
天竜人の血、か…
貴女「──関係ないんだよ」
天竜人の血が混じっていようが、私は天竜人ではない。
大体、ルナミーネ中将やソルミーネさんがそうならなければ、その天竜人がいなければ私達が生まれなかったのは事実。
こうなってしまったからこそ、自分がいるのは事実。
──『おれは生まれてきても、よかったのかな』
そう言っていた彼の言葉が、よく分かる気がした。
私達を身籠ったから、二人は解放された。地獄にい続けなくてすんだ。
二人からすれば、天竜人は憎かっただろう。
強 姦されるんだ。
決して、好きではなかったハズだ。
…つまり私達は
貴女「望まれて生まれたわけでは、ない──」
ロン「…もし、もしおれ達が母親じゃなくて…
父親に似ていたら…？」
ｿﾞｸﾘ…
貴女「……考えたく、ねェよ…」
…天竜人の根は、深い。
コアラはたまに、夢でうなされると言っていた。
……そうなれば、完全に捨てられていたか、殺されていた可能性も否定できない。
貴女「…いやいやいや、そんなことはどうでもいいんだよ。実際似てないし、生きてるし、嫌われても─…」
………いつから、そこまで好かれたい人間になったんだよ。
………もし、…もし、コアラから拒まれたらどうしよう。
革命軍から、追い出されたらどうしよう。
そう考えてしまうのは何でかな。
そんなこと絶対あり得ないのに
実際、母親が被害にあって、その結果が自分達なのだから。
…革命軍に、拒まれるハズなど、ないのに──
貴女「…私の身体の半分が、倒すべき相手でできているなんて……考えたくもなかったよ」
.
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シルネ(プロフ) - れい！さん» ありがとうございます！一応完結まではまだ書くつもりでおりますが、長らくお待たせしてしまっていて……申し訳ありません。お待ちくださると幸いです。これからもよろしくお願いします！ (2022年10月1日 17時) (
レス) id: 8277e16aa6 (このIDを非表示/違反報告)
れい！(プロフ) - 続き気になりますもう更新はしないのでしょうか？ (2022年9月20日 17時) (レス) @page28 id: 9b5f9f849f (このIDを非表示/違反報告)
シルネ(プロフ) - 柊さん» こんな長い作品を読んでいただき、ありがとうございます!! 最近、スランプ気味で……(苦笑) 早く、続きを書けるように頑張りますので、これからもよろしくお願いします!! (2019年12月11日 6時) (レス) id: f9b43e219e (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 小説読みました！！！ 面白かったです！更新頑張ってください！！ (2019年12月10日 23時) (レス) id: 9cb1ed3aee (このIDを非表示/違反報告)
シルネ(プロフ) - マリン さん» ありがとうございます！早くスランプを抜け出し、スラスラ書けるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2019年8月16日 17時) (レス) id: f9b43e219e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルネ | 作成日時：2019年2月22日 15時
