過保護●ななさん&翔香さん&翔菜さん ページ31
〜潤side〜
「よし、勝った!」
「ちぇっ・・じゃあ頼むよ。」
今日は智にぃ以外の4人で買い出し、男所帯だとよく食べるんだ・・特に雅紀が(笑。
ジャンケンに買った俺は、翔とプレイスペースでお留守番ってわけ。
「翔ちゃん、潤くんと待っててねー。」
和と雅紀が翔の頭を撫でて食品売り場へ向かう。
「じゅーわんわん^^。」
プレイスペースに置かれたちっちゃな犬のぬいぐるみを一生懸命抱えてご機嫌の翔。
平日の昼間だからか貸切状態で俺は安心して翔をマットの上に置いて、様子を見てた。
今日は試験明けの休み、一応薬学部にいる俺はこうみえても結構忙しい。
みんなにはまだ言ってないけどいずれは看護士の資格も取りたいと思ってる。
いつか智にぃと同じ松岡クリニックで雇ってもらえたらいいなぁ・・なんて、まだまだ先の話だけど。
だからついうとうとしちゃって・・はっと目を覚ましたら、目の前で遊んでたはずの翔がいなくて血の気が失せた。
「・・翔、翔??」
「おーい潤、こっちこっち。」
そこへ聞こえてきたのはなんだか聞いたことがある声。
「斗真!」
ベンチに座って翔を抱っこしてるのは・・クリニックの看護士の斗真。
「・・通りかかったらお前がうたた寝してて、翔くんが心配そうにしてたからさ。」
「じゅーとまいた^^。」
その膝の上で斗真の指をいじって遊んでる翔は泣きもせずご機嫌のままでほっとしたけど・・。
「焦った・・起こしてくれればよかったのに。」
「だって翔くんが叩いてんのに全然起きないんだもん、疲れてんだと思ってさ。」
斗真も立派なあのクリニックの一員・・ってことは翔にデレデレなメンバーの一人。
しかも人見知りの翔にしてはものすごく懐いてる。
今だって俺が来たのに抱っこのおねだりもなしで斗真の膝の上。
「おいで翔、もうすぐ和も雅紀も戻ってくるからなー。」
なんか悔しくて翔を奪い返す。
「・・んーくしゅっ・・!」
抱き上げたら可愛いくしゃみが一つ。
「えっ・・翔、寒い?」
慌てておでこに手をあてたけど熱はなさそうだ。
「翔ちゃんただいまーあれ、斗真じゃん。」
しばらくして雅紀と和が荷物いっぱいのカートをひいて戻ってきて。
なぜか斗真も一緒にうちに帰った。
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彗(プロフ) - 翔ちゃんの未来を想像して勝手に寂しくなっちゃうお兄ちゃんたちください。 (2014年11月16日 12時) (レス) id: 056e230931 (このIDを非表示/違反報告)
やすは - 翔ちゃんが凄く可愛かったです~ (2014年6月14日 15時) (レス) id: 6b5516ecc0 (このIDを非表示/違反報告)
りあん(プロフ) - 智にぃの診察嫌がる翔ちゃんのリクしたんですが、できたら病院での診察とかじゃなく、一番最初のお話であったような、家で朝、翔ちゃんのことを診るって設定がいいです! (2013年6月18日 23時) (レス) id: 770872e8ca (このIDを非表示/違反報告)
はる。(プロフ) - ありがとうございます♪( ´▽`) (2013年6月18日 21時) (レス) id: f9471c029b (このIDを非表示/違反報告)
あき - 翔くんが喘息の発作を起こすのがみたいです♪ (2013年6月15日 20時) (レス) id: 85021beafe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よっこ | 作者ホームページ:http://id9.fm-p.jp/401/ac98001/index.php?nocnt=1&prvw=eWRscnRhWmFLQlE3dUlTOU...
作成日時:2013年5月27日 20時